植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

街の花

ギボウシの花

マンションの中庭に植えられていたもの。キジカクシ科でジャノヒゲなどの仲間。かつてはユリ科に分類されていた。日本固有種。林縁、林内に自生する。日陰でも元気に育つので古くから栽培されている。 筒形の花はラッパ上に広がり六裂する。長さ4~5㎝。蒸し…

オオキンケイギク

もう一月ぐらい街のあちこちで鮮やかな山吹色の花がみられる。生えていたのは郊外のマンション群にある建設予定地?の空き地だ。ほかには街中の川の護岸などにも群生していた。とにかく開けて明るい場所を好む植物である。夏中咲き続ける。 大金鶏菊と書き、…

雨に咲く花?

梅雨入りしてから肌寒い雨の日が続いている。近所を歩いていたら空き地の草むらの中に奇妙な花のようなものを見つけた。四弁で径1㎝ぐらい。枯葉のような色をしており、赤っぽい緑色の茎に沿って並んでいる。よく見るとあたりにたくさんある。 一部に花が残…

ヤマザクラのサクランボ

4月に満開の花で楽しませてくれたヤマザクラ。今は葉桜になっており、サクランボができていた。そういえば山形県のサクランボも今頃だ。ずっと小さいが楽しくなる瑞々(みずみず)しい色合いは同じである。薄黄色→橙色→赤→濃い紫色と変わっていく。大きさは…

カモガヤ

イネ科の多年草。草丈1m以上になる近場では大型の雑草だ。イヌムギなどより少し遅く今頃、路側や空き地で盛んに繁茂している。花粉症の原因の一つ。困ったものである。 小穂は3~5個の白緑色の小花から構成される。花穂は下に行くほど花柄が長くなり、全体に…

ナツグミ

丘陵地の林縁などでよく見られる低木である。葉や実に白い毛が細かい斑点状についており、全体に銀白色を帯びて見えるのですぐわかる。枝にも茶色や銀白色の鱗片がある。枝にトゲがあるので注意。 グミ科で日本の野山に自生。初夏の今頃目立つ赤い実がなるの…

ハクチョウゲ(白丁花)

これも民家の生け垣などでよく見かける。花が小さいため存在感が薄いが、近づいてよく見るとなかなか凝った花である。ラッパ型の花は直径1㎝くらい。花弁は5-6裂してフリルが入っている。色も純白ではなく薄っすら赤紫の模様がある。ずっと小型だがツツジの…

トウオガタマ(カラタネオガタマ)

モクレン科の常緑低木。樹高3-5m。民家の庭先や神社などで見かける。この画像の木は多摩丘陵にある自然公園の雑木林内にあったもので野生化している。日陰なので花は少ないようである。 直径2-3㎝のクリーム色の花は赤紫の縁取りがあり、中心部に同色のぼか…

イネ科イチゴツナギ属

近所の広い空き地。土がむき出しで草ぼうぼう。一部は資材置き場や駐車スペースになっている。どういうわけかミソハギとかミヤコグサなど近場ではここでしか見られない植物が生えている。今盛んに繁茂しているイネ科の雑草も例外ではない。 この植物は遠目に…

キウイフルーツの花

多摩丘陵にある民家の庭先で見かけたもの。棚が作ってあって、丸っこい形の葉が茂っている。葉の下に花が下向きにつく。近寄ってみると雄シベが金色に見え、花びらも金色がかかってなかなか豪華な花だ。 雌雄異株で、画像は実のなる雌株である。花の中心の白…

カルミアの花

民家の庭先で見かける花。色合いがいちごジャム入りのホイップクリームのようだ。特につぼみはまさにクリームを絞り出したような形をしている。雄シベの葯(やく)はさしずめイチゴの種だ。 花も変わっている。日傘のように開いた五角形の花びらは、雄シベの…

カキノキの花

うちの狭い庭に知らぬ間に生えてきたカキの木。種は鳥が運んだのやら、子供が埋めたのやら。2階のベランダに届くほど大きくなった。ところが「柿八年」というが、とうに過ぎたのに実がならない。花が付いても皆落ちてしまうのである。 花には雄と雌がある。…

ハゼラン

日当たりのよい道端で時々見かける。直径6㎜程と小さいが、薄紅色の可憐な花だ。下に見える赤い球は若い実で、一説ではこれが線香花火の火の玉に見え、花が火の粉が爆(は)ぜるようだ、というのが名前の由来といわれる。 ハゼラン科。熱帯アメリカ(西イン…

シナダレスズメガヤ

いつも通る都市河川沿いの道。道路わきの舗装されていない部分は草花が植えられていたり、雑草が繁茂していたり。種類は季節とともに変化していくので見ていて飽きない。その中のある区間を画像のような大型の草が占領していた。 草丈は50㎝~1m20㎝。大きな…

コバンソウ(小判草)

これもイネ科の雑草だが、何年か前までは園芸店で売られており、今のように道端で普通に見られるようなものではなかった。花穂が成熟して乾燥すると明るい黄土色になり、独特の光沢と形は名前の通り「金無垢の小判」を思わせ美しい。そのためドライフラワー…

イネ科の雑草

今の時期道路沿いやちょっとした空き地はイネ科の雑草が旺盛に繁茂し、花盛りである。ただし花は花びらのない緑色の地味なものだ。何種類かあるようだが、漫然と見ていても区別がつかない。葉は細長く平行の葉脈で、はっきり言って皆同じだ。しかしいまだに…

シラユキゲシ

住宅地の中、昔ながらの谷戸と雑木林を残した公園。薄暗い中を歩いていると白い花が目を引いた。高い木々の下のたまに木漏れ日が差すような地面に群落を作っている。草丈は30㎝くらい。花は径2-3㎝の4弁で中央のオレンジ色の雄シベが目立つ。葉はフキのよう…

白いユウゲショウ

ユウゲショウの濃いピンクの花を街中の至る所で見かけるようになった。初夏から夏中咲き続ける。黄色い花のブタナなどと混在していると色の取り合わせがよく、上品で美しい。そのため家の前などに生えていると、雑草として抜いてしまうのは惜しいような気が…

チガヤの群生

相模川の堤防上の空き地に銀白色の穂が一面に広がっていた。高さは50㎝くらい。柄が茶色のため目立たず穂だけが宙に浮いているように見える。何か白いものが一斉に草原から噴き出しているようで不思議な感じだ。春風に揺れていると独特の風情がある。 イネ科…

オッタチカタバミ

相模川の土手の上を歩いていると、小さな空き地を黄色い花が一面に覆っていた。鮮やかな黄色の花と黄緑色の葉が爽やかで春らしい感じがする。花と葉はカタバミそっくりだ。しかし茎が地を這うカタバミに対して、茎が立ち上がり根元で分岐して長い花茎がいく…

アメリカハナズオウ

あるマンションの入り口付近に植えられていたもの。昨年夏ごろから通りすがりで見ていたのだが、何の木かわからない。高さは5-6mあり、ハート形の葉をつけている。おそらく外国産の園芸種だろうと思っていた。冬は葉を落とし、今頃になって花が咲いた。蝶形…

カントウタンポポ

まだ寒い日はあるものの春本番となってきた。路傍のタンポポも今盛りである。ありふれた花であるが、ひざまずいて見入るとその華やかさに改めて気づく。大きな花束のようになっているとなおさらだ。 日本在来種のタンポポは地方によって亜種があり、関東地方…

ヤエムグラの花

アカネ科。以前面白い形をした実に注目したことがある(2021年4月20日付け)。近場では代表的な雑草だ。路傍でも花壇の一角でも、ちょっとした地面があるとどんなところでも生える。しかも真冬の1,2月頃からもう芽を出している。今は高さ30㎝ぐらいでどんど…

川沿いのヒメスミレ

ここ数日暖かい日が続いた。いつもの街中の川沿いを歩いていると、鮮やかな紫色の花が目についた。ヒメスミレだ。株の大きさに不相応なくらい多くの花を付けている。 護岸のコンクリートと道路のアスファルトのすき間に点々と生えている。スミレと同じように…

ノジスミレ(野路菫)

スミレの仲間が咲き始めている。やたら数が多いタチツボスミレは陽だまりなどでは2月頃から花を見かける。しかし本格的に咲くのはもう少し後だ。近場で一番早いアオイスミレは心当たりを探しても見つからなかった。その代わりに見つけたのがノジスミレである…

アセビの花

公園を歩いているとアセビが生け垣のように植えられていた。壺形の小さな花が房になって垂れ下がり、赤紫がかっていた色が開花とともに純白に近くなっていくようだ。接写してみると磁器のようなツヤがあり透明感がある。ガクや房の軸も白に近い色である。早…

スズメノエンドウ

日当たりのよい道端に、カラスノエンドウと入り混じるようにツルを伸ばしていた。近くに寄らないと生えていることすら気づかない。拡大すると、赤銅色のツルと巻きひげが作る曲線が独特で美しい。 カラスより小さいのでスズメノエンドウという。超小型ながら…

カラスノエンドウ

1週間ほど暖かい日が続いた。日当たりのよい道端の黒土からは一斉に草が伸び始め、もう花までつけているものもある。画像はカラスノエンドウだ。少し気を付けて探すと至る所に生えている。 マメ科ソラマメ属。つる性で偶数複葉の先端が巻きひげになっている…

もうすぐ開花(その2)

立春は過ぎたが、その後また寒中のような寒さになった。もうすぐ開花する木の花を先週とは別の公園で探した、場所:神奈川県立四季の森公園(横浜市)、相模原北公園 マンサク(上の画像) もうつぼみが割れて黄色い花びらが出始めている。やはり「先ず咲く…

もうすぐ開花

2月になった。前回の公園で見つけた木の花のつぼみ。 これは白梅。だいぶ膨らんで花びらがちょっと顔をのぞかせている。暖かい日があれば開くだろう。思い出すのは、小田原の近くの曽我(そが)の梅林だ。早い年は2月初旬から見ごろになる。山と海の絶妙の配…