街中を歩くと民家の庭などでカンツバキが咲いている。盛りは過ぎているが厳寒の今頃には貴重な彩(いろどり)である。そこにスズメより小さな鳥が飛んできた。目の周りが白いのでメジロのようだ。画像の左下に写っている(下に拡大図)。
メジロ科。頭から羽根が黄緑色で喉から体の下側は黄色である。見た目はウグイスによく似ている。留鳥で、年間を通じて街中でもよく見かける。今頃ウメやカンツバキの花に来るのは蜜を吸うため。花粉を運ぶので授粉にも一役買っている。夏場は虫も食べている。
目で追っても葉と紛れてすぐ見失ってしまう。非常に敏捷に動き回り、高速で飛び去る。今回も慌ててカメラを取り出してシャッターを切ったのでピンボケになってしまった。来る木がわかったので、次こそはちゃんと撮りたいと思っている。
なおカンツバキは「ツバキ」という名前だが、冬に咲くサザンカの仲間である。本物のヤブツバキは近場では初春の花で、今はまだつぼみが膨らんだぐらいだ。