植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

キンモクセイ

今の時期、キンモクセイの甘い香りは印象的だ。思わず木を探すのだが、なかなか見つからない。それくらい花そのものは大変小さくて地味だ。接写で思い切り拡大してもこの程度である。但しこのオレンジクリームみたいな色合いと香りは印象がぴったりだ。 近く…

ススキ

秋の花と言えばススキである。近所の造成地の斜面に一斉に穂を出していた。出たばかりの穂は陽を浴びるとキラキラして大変風情がある。 写真を撮ろうとすると、民家や電線が入ってしまいアングルが決まらない。結局青空をバックに下から見上げるような形にな…

ゲンノショウコ

2年前の今頃、ヒガンバナの名所を訪れた時に見つけた花である。場所は山間部の谷水田の畔みたいなところで、草に埋もれていた。小さくてかわいい花だ。花弁の色は白で、中央の雄しべと放射状の筋がパステルカラーの紫色をしており上品でよい感じである。花の…

ソバ畑

ソバ畑が満開となった。この畑は広大な斜面に続いており、一面の真っ白な花がみごとである。風向きによっては肥料のような臭いがする。この花本来の香りだそうである。不快というほどのことはないが、もともと救荒作物であったこの植物の地味なイメージその…

クズ(葛)の花

大きな葉の下に隠れているので目立たないクズの花。甘い香りと鮮やかな紫色で咲いていることに気づく。そこらじゅうに蔓延っているにもかかわらず、なかなか絵になる花がなかった。きれいだが花全体はちょっと爬虫類ぽい印象を受ける。 クズで思い出すことそ…

アレチヌスビトハギ

相模川べりの遊歩道を歩いていたら、この花が咲いていた。色だけ見ると萩みたいだが、明らかに花の形が違う。典型的なマメ科の特徴があり、花の中央に二つの緑色の目みたいな模様がある。接写すると結構きれいである。 この花の名を漢字で書くと「荒地盗人萩…

センニンソウ

(相模川自然の村) 8月末ぐらいから咲き始めたこの花。急にあちこちで目立つようになってきた。白い花の塊が結構目を引く。そして近づくと甘い香りがする。初秋の空気の香りの一部をなしているようだ。 花の後の実に突起があり、中国の仙人の髭に見立ててセ…

丹沢の有孔虫化石

有孔虫とは、石灰質の殻をもつ海洋プランクトンの一種である。多くは直径1ミリ以下の円盤形であるが、直径数ミリの大型のものやユニークな形をしたものもいる。南の島の「星砂」もその仲間の殻だ。大体熱帯から亜熱帯の海に広く分布している。 何故これが「…

ニラの花(その2)

ニラの花が満開だ。地味だが一斉に咲くと見ごたえがある。但しニラの畑ではなく、ネギ畑の傍らの農道みたいな場所である。他にも気を付けてみていると、いろいろな場所で見かける。ちょうど今頃、僅かにさわやかさを感じる風が吹き始めた、晩夏から初秋にか…