植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

イグサ(藺草)

標準和名は「イ」といい、日本最短だ。多摩丘陵の谷水田の畔に生えていたもの。 藺草といえば畳表に使われ、あの匂いを思い出す。都会のマンションでは畳はもう使われなくなっているかもしれないが、近所ではご町内に一軒ぐらい畳屋がまだある。最近は、純植…

ヤブカンゾウ(藪萱草)

梅雨も後半となり晴れると高温多湿でもう真夏のようだ。駅で電車を待っていたら線路脇の草むらの中にヤブカンゾウの朱色の花を見かけた。今年もこの花の時期になったなあと思う。 水田の近くなど湿気が高い場所を好む。近場の丘陵地ではちょうど田植えの時期…

ナスの花とニジュウヤホシテントウ

グループで野菜を育てている。広い圃場の一角にナスが植えてあり、最近の雨と暑さで一気に大きくなり花を咲かせ始めた。茎も花も鮮やかな紫色でいかにもナスという感じである。(画像上) 葉も立派だがよく見ると表面を何者かにかじられている。もしやと思い…

アジサイ園

梅雨の晴れ間の蒸し暑い日。こんな時に元気な花がアジサイだ。 今年も神奈川県相模原北公園に観に行った。 広大な園地には多種類のアジサイが満開であった。中には珍しい種類もあって飽きない。公園はかなりの部分が林の中で、この植物が好む日陰になってい…

6月初旬:若い木の実

今日にも梅雨入りの発表がありそうな今頃。野山は花の季節が終わって緑一色だ。よく見ると木々が青い実を付けている。花の頃の記憶を頼りに若い実を見ていこう。 ウワミズザクラ(上溝桜、画像上) 房(ふさ)咲きする桜の仲間。サクランボも数珠繋ぎになっ…

テリハノイバラ2023

好きな植物で毎年紹介している。近場では今頃が開花期で、日当たりが良く風が強い河原や丘陵地に多い。葉は普通ツヤのある濃緑色だが、この個体は珍しく全体に黄色っぽくて黄緑色をしている。 花の直径は4㎝ほどもあり野バラの仲間では大型だ。しかし花びら…