街の鳥
公園の池。広さと深さがあるため、2羽のカイツブリが住み着いている。小柄で黒茶色の地味な鳥だ。雌雄同色なのでカップルかどうかはわからない。警戒心が強くて近づけなかったが、望遠レンズのおかげで細かい特徴がわかるようになった。 全身黒光りする羽色…
郊外の公園。色々な花木が植えられていて、次々と咲いていく。ウメはほぼ散っており、ツバキやカワヅザクラも終わりかけだ。今は別の種類の早咲きのサクラが満開になっている。名前は熱海寒桜とある。5,6羽のメジロが来ていてゴソゴソ動き回っていた。 薄紅…
里山の畑にヒヨドリの群れが来ていた。10羽ぐらいが、トラクターが走った後の野菜の残渣をつついている。圃場に残ったプロッコリーが花を付けており、花びらやつぼみも食べているようだ。 ムクドリと同じぐらいの中型の鳥で全身が灰色だ。曇りの日などは黒…
強い北風が吹いて寒い日の午後、郊外の公園の梅林に行った。いま満開だが人はほとんどいない。先日街中のカンツバキに来るメジロを撮ろうとしたがうまくいかなかった。今日はそのリベンジだ。予想通り5、6羽の群れがいた。花の中を動き回って一心不乱に蜜を…
穏やかな冬晴れの日。いつもの街中の川。おなじみコガモたちが何やらワイワイやっている。オスの「チッチッ」という高い鳴き声がいくつも聞こえる。どうやら今年も恋の季節が始まったようである。 1羽のメスの周りを5-6羽のオスが輪になって泳ぐ。川の中…
先週、雪が降った日の翌日。暖かい陽が差して雪はかなり溶けた。いつもの街中の川沿いに歩いていると、見慣れない小鳥が飛んできた。大きさはスズメくらい。少し緑がかかった薄茶色で尾がオレンジ色の丸っこい鳥である。初めて見るものだ。低く飛んで木から…
街中を歩くと民家の庭などでカンツバキが咲いている。盛りは過ぎているが厳寒の今頃には貴重な彩(いろどり)である。そこにスズメより小さな鳥が飛んできた。目の周りが白いのでメジロのようだ。画像の左下に写っている(下に拡大図)。 メジロ科。頭から羽…
川沿いに多く生えているトウネズミモチの実がなくなっている。ムクドリの群れが食べてしまったようだ。画像では刈り取られた田んぼの落穂をつついているところだ。 ムクドリ科。住宅地などに普通に見られる鳥だ。大きさは隣にいるスズメと比べて分かるように…
ツグミ(画像上) 川岸に赤茶色の鳥が見えた。大きさはムクドリぐらいか。画像を見るとくっきりしたモザイクのような羽根だ。派手な模様なのに周囲にまぎれてしまう。名前は聞いたことがあったが見るのは初めてである。ヒタキ科。中国中南部やロシア東部から…
横浜市郊外の川沿いを歩いていた時目についた真っ黒な鳥。岸の茂みの中に半分隠れてごそごそ動いていた。オオバンかと思ったが目立つ白いクチバシと額(ひたい)の丸い板状のもの(額板)がない。カラスにしては小さいし、体形が丸っこい。カワガラスという…
横浜市郊外。田園地帯で建物はないが、すぐ近くは延々続く住宅地だ。川沿いの道を歩いていると、鳥の大群に出会った。よく見るとハトである。幹線道路が交錯し車通りも多い場所で、その上を百羽以上の塊が3つ、渦を巻くように大きく旋回している、なかなか…
先日カワセミなど様々な鳥を見かけた横浜市の北部を流れる川。都市部を抜けると数キロにわたって田園地帯を通っている。護岸はコンクリートながらその一部や土砂がたまった中州などに木が生えており、意外に自然豊かな環境である。空気が澄み切った冬景色の…
キジバト(画像上) 近くで「デーデー、ポッポー」という鳴き声が聞こえる。探すと高いところの電線にとまっていた。頭とクチバシの形が特徴的で、明るい空に対するシルエットでも見分けられる。画像は振り向いた後ろ姿で眼光に迫力がある。ウロコ様の羽根模…
カワセミがいた都市河川で別の日に見た野鳥たち。片っ端から写していった(数の多いカルガモは除く)。 ヒドリガモ(画像上) オスメスのペア。オス(奥側)は模様が複雑で、羽根の部分は赤茶色の絵の具を塗りたくったような感じだ。意外と迷彩色として良い…
一年前にカイツブリを見た公園の池に行ってみたところ、今回はホシハジロ(星羽白)が泳いでいた。オスメスのペアが二組、ジグザグにだんだん近づいてくる。その間、潜水(せんすい)を繰り返しており、2分ぐらい水中に消えることもあった。 赤茶色の頭と白…
カワセミの棲む都市河川にカモメがいた。陽光の中白い姿は良く目立つ。海鳥としてのイメージが強いが、ここは海からは20キロ以上離れている。近場の川では群れになっているのもよく見かける。川の中州に3羽並んでいて、2羽は以前紹介したユリカモメだ。目…
冬は植物が少ないため近場の鳥の観察を始めた。木々が葉を落としているので見つけやすい。普段「鳥がいるな」とは思っても、近づくと逃げるしすぐ飛び去るので詳しく見ることはない。最近購入した望遠レンズカメラの画像は鮮明で、遠くからでも細かいところ…
最近鳥の撮影のために一眼レフカメラと望遠レンズを買った。デジタルズームや手振れ防止機構などよくできている。遠くの動き回るものでも信じられないほどきれいに写る。ただかさ張るので、普段はこれまで通りコンパクトデジカメを持ち歩いている。 いつもの…
前回と同日に撮ったあまり寒そうではない鳥たち ハクセキレイ(画像上) いつも元気なセキレイたち。寒さをものともしないで飛び回っている。縮こまって膨らんでいる感じはない。見ると冬羽根に変わっている。頭が黒く胸の三角模様が大きいのでオスのようだ…
いつもとは違う近場の川。今日はこれまでの暖かい日々とは打って変わって猛烈に冷え込んだ。日も差さず暗い。横の道を歩きながら水辺の鳥を写した。皆寒そうに見えるのが面白い。 アオサギ(画像上) 背中を丸めた姿から最初ゴイサギに見えたが模様や飾り羽…
いつもの街中の川。遅れていたコガモたちも到着したようだ。数えると画面の外にいるものも含めて24羽確認できた。なんか嬉しい。川沿いに1kmほど歩いたがここだけに集合している。 中央の一羽大きいのは紛れ込んだカルガモだ。コガモたちは気にしていない…
10月に入り季節外れの炎暑が収まり過ごしやすくなった。10日ほど前、コガモ(小型のカモ類)が4羽いつもの川に戻ってきたと書いたが、どういうわけがその後が続かなかった。例年ならもっと到着しているはずである。 昨日、7羽が揃って川べりに並んでいるの…
いつもの街中の川。今年も北からコガモ(小鴨)たちが越冬のため戻ってきた。日本のカモ類の中では一番小型の種類である。今後次々と到着するはずである。 一昨日久々に見かけた。4羽おり盛んに羽根繕いをしていた。今は流れに首を突っ込んで川底の藻を食べ…
牧野記念公園から街の中を15分ぐらい歩くと石神井公園に出る。細長い池を中心にした広大な公園である。池の水は不透明だが明るい色で、周辺に緑が多い。水辺特有の植物を中心に見て回った。 ラクウショウ(画像上) メタセコイアとよく似た目立つ 木だ(画像…
いつもの街中の川。久しぶりにアオサギを見た。夏の間は留鳥(りゅうちょう、渡りをしない鳥)であるカルガモしかおらず、それも暑さのせいかどこかに隠れているので寂しい感じだった。 器用に小魚を捕まえている。よく見ると普通のものとは感じが違う。全体…
いつもの川。浅瀬でコガモたちが何かを食べている。コガモのような水に潜らないタイプのカモの食事法は独特だ。クチバシの先端を細かく震わせて藻などをこそげ取り、水と一緒に吸い込む。クチバシは側面が櫛(くし)状になっていて水だけ濾して流し、固形物…
街中のどこにでもいるのでコンビニ鳥と呼ばれているらしい。基本的に川沿いなど水辺の鳥である。ただ近づくと素早く逃げてしまうのでじっくり観察できる機会はほとんどない。ところが数日前のこと、何故か2mぐらいまで近づいても逃げなかった。川の護岸の上…
カイツブリのいる公園の池に新顔の鳥が来ていた。典型的なカモ類の姿である。大きさは前後45㎝ぐらい。頭から首は赤茶色で目立ち、胸と尾のあたりが黒く、羽根がくすんだ白色をしている。くっきりとした色分けが面白い。 調べると、名称はホシハジロ(星羽白…
公園の池。小型の黒っぽい水鳥が2羽で住み着いている。警戒心が強く、いつも広い水面の中心付近を泳いでいる。今日たまたま岸の歩道に近い所にいるのを見つけた。やはりカイツブリだ。カメラを向けようとすると瞬間で水に潜ってしまう。15~20秒して2,3m離…
いつもの川。例によってコガモたちが集まって朝からワイワイやっている。まだ寝ているものもいるが、流れに首を突っ込んで食事中のようだ。その中に水面をクルクル泳ぎ回っている集団がいる。そこだけ他と動きが違う。 画像ではうまく撮れなかったが、5,6…