植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ピーマンの花

ピーマンは身近な野菜だが、その花は意外と知らないものだ。小さな白い花で、下を向いているので目立たない。拡大するとこんな感じ。 夏野菜に多いナス科だ。花弁は5~7枚で、紫色の雄シベが突き出している。ちなみにトウガラシやシシトウの花とはそっくりで…

ヤブカンゾウ

例年、水田の周辺や川沿いの土手などの草原(くさはら)に夏草に混じって咲く。そろそろ季節だと思い、多摩丘陵の谷水田の周囲を探した。まだ時期が早いのかなかなか見つからず、ようやく道路際で咲いているのを見つけた。一日花だが、ツボミが多数ついてお…

ガクアジサイ(その2)

小雨模様の相模原北公園にアジサイの花を観に行った。近場では一番種類が多く(200種!)、今咲きそろっている。「アナベルの洪水」と私が勝手に名づけているものなど、色々と見どころがある。お勧めデス。 先にガクアジサイの話で、華やかに目立つ外周の装…

ムラサキツユクサ

6月初旬から民家の庭などでこの花を見るようになった。次々と咲き続け、今は実をたくさんつけている。 日本に自生するツユクサを改良した園芸種かと思っていたが、北アメリカ原産である。結構見栄えするので、花壇などで使われて大いに広まったそうである。…

ガクアジサイ

花びらに見えるのは萼(ガク)である。周囲のガクのみからなっている花は種はできず、装飾花と呼ばれる。一方、中央部には小さな両性花(雄シベ雌シベを備えていて、種ができる)が密集している。この装飾花が額縁(がくぶち)に見立てられ、額アジサイと言…

ブタナと空き地

カワイイ見た目に対して気の毒な名前だ。他にヘク〇カズラやオオイヌノフグ〇などもそうだ。(字ズラがちょっとナニなので、一部伏せ字)原産地のフランスで「ブタのサラダ」と言っていたものをそのまま訳したようだ。英語ではcat’s ear ネコの耳という。葉…

梅雨入りとホタル

(開成町 2018.6.12) 南関東は梅雨入りしたようである。梅雨時の花と言えばアジサイとタチアオイだ。これらを見ているとうっとうしい雨や蒸し暑さも浄化されるようで気持ちよく感じる。 もう一つ、今の時期にだけ現れるのがホタルだ。梅雨入りの発表があっ…

ナガミヒナゲシの実

キキョウソウの周囲に、ナガミヒナゲシの枯れた花穂がたくさん風に揺れていた。ついこの間までオレンジ色の花が咲き誇っていたのに、今はもう白っぽく枯れている。奇妙な形で、ちょっとシュールな眺めである。 実が細長いところが園芸種のヒナゲシとの違いで…

ヒナキキョウソウ

キキョウソウを見つけた同じ日に、電車で20分ぐらいの別の場所で似た花を見つけた。繁華な通りに面した放置された更地みたいな場所である。草むらの中で小さな瑠璃色の花が咲いていた。先にキキョウソウを見ていなければ見逃しただろう。 花は直径1.5cmぐら…

ニワゼキショウ

漢字で庭石菖。芝生と紛れるぐらいの草丈だが、意外にも今盛りのショウブ(菖蒲)と同じアヤメ科である。晩春の今頃、ちょっとした空地などで他の草に混じって咲いているのをよく見かける。 北アメリカ原産の帰化植物である。画像の花は、白地に紫色の放射状…

キキョウソウ

最近急にこのルリ色の小さな花を見かけるようになった。場所は車が2,3台停まった近所の空地である。接写すると、まさに秋の花の代表キキョウ(桔梗)とそっくりだ。先に紹介したユウゲショウのピンクの花もまだ残っているので、草むらがちょっとイイ感じに…