ここ10日ばかりの間に街中や近場の公園などで出会った真夏の花。
キキョウ(画像上)
公園で見かけたもの。涼しげな花色から秋の花の印象があるが6~9月の夏が花期である。山野の日当たりの良い場所を好むとのことだが、今やそんな環境はなくなりつつあり、自生株は絶滅危惧種になっている。
キツネノカミソリ(画像下)
ヒガンバナ科。8-9月ごろの野の花。近場の雑木林の林縁などに点々と朱色の花が見られる。葉は早春に伸びてきて夏場には枯れるため、花穂だけが地面から突き出している。
コヒルガオ
街中のフェンスに絡まって多くの花を付けている。花期は6~8月でまさに夏の花だ。よく似たヒルガオとは花茎にヒレ(シワ状の翼)があることで見分けられる。葉が細長い点でも異なる。
ツユクサ科の多年草。木の多い谷戸など薄暗くて湿気が多い場所に一面に広がっていることがある。夏の間咲き続ける。
ワルナスビ
ナス科の雑草。北アメリカ原産で世界中に移入分布。日当たりの良い道路沿いなどでよく見かける。毒草で葉に鋭いとげがある。庭に植えて手こずった牧野富太郎が「悪茄子」と名前を付けたことは有名だ。