植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤブミョウガの花

近場の丘陵地や台地の谷(谷戸、やと)や段丘崖の斜面などに結構多い。藪の中や林縁などの暗がりに群生している。いずれも水が湧いているような湿った場所である。名前は「藪のミョウガ」だがツユクサの仲間で、ショウガ科のミョウガとは異なる。ミョウガに…

ゴマの花

ゴマは誰でも知っているが、元の植物や収穫のことを知っている人は少ないと思う。 花はパステルカラーの薄紫色で、花の形にはシソの仲間の特徴がある。花の後は小さなオクラみたいな実になる。中に種、つまりゴマ、が入っている。 収穫は9月頃である。1メー…

ヤマユリの花2019

7月半ばぐらいからこの花が咲き始めた。長い梅雨の間はパッとしなかった。やはり夏の強い光線にはよく映える。ヤマユリは夏の里山の女王であると思う。 何せ花径20センチの大型で、形といい質感といい重厚だ。しかも強い芳香を発している。夏草が生い茂る中…

トキワツユクサ

予報では、そろそろ梅雨明けとのこと。今年は低温で暗い雨の日が多かった。そんな雨に映える花は、アジサイとこの花だと思う。 先に紹介したムラサキツユクサ(2019.6.21)の白花バージョン。6本の雄シベのまわりの白い毛が目立つ。ムラサキの派手さはない…

ミズヒキの花

この花については植物図鑑等で知っていたが、どれがそうなのか最近まで分からなかった。 なにせ花の直径が2ミリほどしか無く、それが並んだ花穂は赤っぽい線のようにしか見えない。今の時期は雑木林の道路際などに多いのだが、誰も気がつかないと思う。 画…

ハスの花

昨年と同じ町田市の薬師池公園で撮影した。猛暑だった昨年とは打って変わって、低温雨天であった。 暗い光線のもとで見る蓮の花は、それ自体が光を発しているようである。雄シベ雌シベが金でできているように見える。花の中から神々しいものが出現してくるよ…

コヒルガオ

道端の草むらの中に、今年もヒルガオが咲きだした。白に近いピンク色で、「地味な花だな…」と思いつつデジカメに収めた。帰宅して画面で見ていると家内が興味を示した。ドラマや映画で「昼顔」が話題であったらしい。 ヒルガオについて検索してみると、よく…

ヒメヒオウギズイセン

7、8月に咲き、夏の訪れを告げる花の一つである。民家の庭先などによく植えられているが、丈夫でほとんど野生化している。草むらの中の朱色は目立ち、群落になっていると結構見応えがある。 漢字で姫檜扇水仙。雅(みやび)な名称だが、南アフリカ原産種を基…

ムシトリナデシコ

保護色で分かりにくいが、花の上に緑の虫(おそらくショウリョウバッタの幼虫)が2匹も乗っている。ただし、「虫取り」の名前は、このままワシワシ齧るということではなく、茎から粘液が出て虫が付くからだそうだ。消化することはないので食虫植物ではない。…

ネジバナ

ランの仲間は花が独特の精巧なカタチをしている。その色調も相まって神秘的ですらある。この植物も極小バージョンながら拡大するとナマイキに「ランの花」である。 地面に着いた小さな葉の根元から20cmぐらいの花穂が一本伸び、多数の小さな花がラセン状に…

インゲンマメの花

花芽が伸びてきて次々と咲き続ける。新しい花が咲くと前の花が黄色くなる。今後は実が急速に伸びてくるので、収穫が楽しみである。 子供の頃、サヤインゲンのゴマ和えを母がよく作ってくれたが、美味しいとは思えなかった。何故味のないサヤを食べなければい…