植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

寝ているコガモの群れ

いつもの街中の川。朝8時半。よく晴れて気温が下がったせいかコガモたちはまだ寝ている。異常なほど集まっているので数えてみた。対岸のものも加えるとなんと34羽が10mぐらいの間に並んでいる。上下1㎞ぐらいはまったく見かけない。みんな無事なのが嬉しい。…

コウヤボウキ(高野箒)

自宅から歩いて5,6分の住宅地にある公園。全体にコナラを主とする雑木林で薄暗い中に小径が通じている。足元にはササが多く、さして珍しい植物はないと思っていた。今日の早朝、散歩で立ち寄ってこの花を見つけた。周囲を見回すとササに交ってあちこちに…

ナガエコミカンソウ

住宅地の道端。一見してコミカンソウの仲間と分かる植物を見つけた。草丈は30㎝くらいで枝と葉の付き方はそっくりだ。ただ実の柄が長く葉の上に乗っかるように並んでいる。実は径2㎜くらいで表面はツルっとして見える。熟しても緑色のままだ。 拡大してよく…

植物園の花

薬師池公園(東京都町田市)の中にある植物園。万葉集に詠まれた植物ということで日本在来の植物が集められている。場所は多摩丘陵の一角にあたる。近場で花を探すときに開花時期や草丈などの参考になるのでたまに訪れている。今の時期は秋風が冷たくなって…

ヤマハッカの花

秋らしい透明感のある青紫の花だ。多摩丘陵では日当たりのよい林縁などに固まって咲いている。草丈は30~50㎝。同じ色のアキノタムラソウと似ているが、毛が少なく花の形がかなり違っている。 花の大きさは7㎜ぐらい。上向きの花びらは先端が4つに分かれ中央…

カシワバハグマ

多摩丘陵の雑木林の中にある暗い道。今の時期、日陰には花が少ないので白い花が目につく。細い花びらが反り返りねじれており、薄茶色の筒状花が10本ぐらい突き出している。なぜこんな独特の形をしているのか理由が分からない。 キク科の多年草。日本固有種。…

コミカンソウ

実の形が小さなミカン(蜜柑)を思わせるのが名前の由来である。確かに縦に白いスジがあるところなど皮をむいたミカンに似ている。大きさは径3㎜ぐらいと小さい。葉の下側に並んでついているので裏返してみないと分からない。熟してくるとポロポロ落ちる。 …

カワラケツメイ

河原決明。河原などに多く、黄色の花や多数の小葉からなる羽状の葉が同じマメ科のエビスグサ(実が決明子(けつめいし)という漢方薬)に似ているのが名前の由来である。この草自体も薬効が知られており、健康茶としても飲用される。 草丈は40-50㎝。マメ科…

ウラナミシジミ

最近花が咲き始めたセンダングサの繁みに多数飛び交っていた。シジミチョウの仲間では大型で翅(はね)を広げると左右2㎝ぐらいある。翅の表側は光沢のある青灰色で黒褐色の縁取りがある。画像はちょうど光を反射したところで少し紫色やコバルトがかかってい…

コガモがいっぱい

街中の川にコガモたちが大集合していた。この種類は日本のカモ類では最も小型なのですぐわかる。川の中の藻を食べながら至って平和に泳ぎ回っている。鳴き声は聞こえない。護岸の上を人が通っても気にしていない。 なんと15羽!夏場シベリアなどの営巣地で子…

マルバツユクサ

住宅地の中の農地の周辺。奇妙なツユクサを見つけた。花の形はよく似ているが、大きさは半分ぐらい。花弁は小さく丸みを帯びており、花色はやや薄い。一方、葉は大きくて縁が波打っている。苞(ほう)や茎に毛が多い。 ツユクサ科の一年草。世界的に熱帯地方…

カエンタケ

火焔茸と書くと見た感じの雰囲気が出る。木の根元の腐葉土から顔を出していた。径0.5~1.0㎝。高さは5㎝ぐらい。鮮やかな朱紅色と奇妙な形に眼をひかれ、近くに寄って写真を撮ったが、すぐ後悔した。有名な毒キノコであることを思い出して気持ちが悪くなって…

キンエノコロ

エノコログサの仲間の一年草。名前は穂に黄緑色~茶褐色の硬い毛が多く、陽を浴びると金色に光って見えることから。穂は垂れず直立する。日当たりのよい田の畔(あぜ)や路傍などで見かける。近場ではエノコログサと比べるとマイナーな存在である。 画像は、…