植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

コガモがいっぱい

街中の川にコガモたちが大集合していた。この種類は日本のカモ類では最も小型なのですぐわかる。川の中の藻などを食べながら至って平和に泳ぎ回っている。鳴き声は聞こえない。護岸の上を人が通っても気にしないようだ。 なんと15羽!夏場シベリアなどの営巣…

マルバツユクサ

住宅地の中の農地の周辺。奇妙なツユクサを見つけた。花の形はよく似ているが、大きさは半分ぐらい。花弁は小さく丸みを帯びており、花色はやや薄い。一方、葉は大きくて縁が波打っている。苞(ほう)や茎に毛が多い。 ツユクサ科の一年草。世界的に熱帯地方…

カエンタケ

火焔茸と書くと見た感じの雰囲気が出る。木の根元の腐葉土から顔を出していた。径0.5~1.0㎝。高さは5㎝ぐらい。鮮やかな朱紅色と奇妙な形に眼をひかれ、近くに寄って写真を撮ったが、すぐ後悔した。有名な毒キノコであることを思い出して気持ちが悪くなって…

キンエノコロ

エノコログサの仲間の一年草。名前は穂に黄緑色~茶褐色の硬い毛が多く、陽を浴びると金色に光って見えることから。穂は垂れず直立する。日当たりのよい田の畔(あぜ)や路傍などで見かける。近場ではエノコログサと比べるとマイナーな存在である。 画像は、…

ニホンハッカ

多摩丘陵の谷戸(やと、幅の広い谷地形のこと)。奥の方に小さな池があり、水が湧き出していて小川になり、下流の谷水田を潤している。水辺の草花を期待して来てみたが、いわゆる湿生植物はあまり無い。そのかわり平地では見られない昔ながらの人里の植物が…

2羽のカワセミ

いつもの街中の川。台風による増水が引くと川底の藻などが流されていてきれいになっている。歩いていくと大きな望遠レンズ付きカメラを持った人がいた。近づくとやはりそうだ。都市河川のスター・カワセミである。それも2羽と豪勢だ。 この川でも2,3度見た…

イボクサ

谷戸の小川沿いの草むらで小さな三弁の花を見つけた。白っぽいがよく見ると先端が薄紫色である。葉の形などからツユクサの仲間であることはすぐわかる。草丈20~30㎝と小さく、ポツポツと咲く花も径1~1.2㎝とカワイイ。全体に爽やかな印象である。 ツユクサ…

ノハラアザミと蝶

2週連続の週末台風でどこへも行けなかった。やっと最終日の今日穏やかに晴れたので多摩丘陵の谷戸を歩いてみた。まだ大雨の名残で植物はグッショリと水を含んでおり道は一部川になっている。しかし谷水田は無事で黄金色の稲穂が実っている。その周辺や雑木林…

ゲンノショウコの花

里山の日当たりのよい草むらなどで見られる。草丈30㎝ぐらいの小柄な植物だが、花はほかの草が繁茂する中でもしっかり存在感がある。花の径は1~1.5㎝。5枚の花弁には薄紫の筋が入る。雄シベは10本で葯(やく、花粉の袋)の青色が美しい。赤紫の雌シベも良い…

カラムシの花

里山や古くからの民家の周辺に多く、半日陰のようなところに群落を作っている。この仲間は葉だけ見ているとそっくりである。よく見ると区別はできるのだが、はっきりしたことは花の時期を待つしかない。花といっても花びらのない薄緑色の小さなものである。 …

コガモが戻ってきた

<カルガモのペア(左)を見ている2羽のコガモ。大きさの違いが分かる。> いつもの街中の川。夏場はカルガモがのんびり泳いでいるのを見るぐらいだった。涼しい風が吹いていた3日前、小型のカモがペアで泳いでいるのを見かけた。もしやと思い、写真を撮って…

フジカンゾウ

少し秋めいてきて赤紫色のハギ(萩)の花を街でも見かけるようになった。近場の丘陵地を歩いていて林縁でハギに似た花を見つけた。淡いピンク色で花の大きさ(8~10mm)や形は似ているが、花の付き方が異なる。草丈は1.2mぐらい。奇数羽状複葉で小葉の数は5…

今年のツルボ(花)

多摩丘陵にある神社の境内。秋祭りに向けて8月下旬に草刈りが行われスッキリしたなと思っていた。その後気が付くとツルボが一斉に花穂を出して秋風に揺れていた。これまで2,3回書いたが、今年は特に見事で広い面積が薄赤紫色の花でいっぱいである。 キジカ…

相模川の玄武岩 その2

河原の石に同じ玄武岩でも特徴が異なるものも混じっていた。富士山の溶岩より赤っぽい色で、生地はレンガのような印象である。気泡は少ない。ところどころにある白い物質はカッターナイフで傷がつかないほど硬い。 考えられるのは枕状(まくらじょう)溶岩で…

相模川の玄武岩(げんぶがん)その1

相模川は神奈川県の中部を流れる大河で、この手の石は下流の海老名市付近の河原でも多い。外見は穴がだらけだが硬く、手に持つとずしりと重い。黒褐色の生地に灰色の点々の結晶(斜長石)が散らばっている。玄武岩とは火山岩の一種で、有色鉱物が多いので黒…

クルマバナ

草丈は40~60㎝。茎は断面が四角形で葉はミントそっくりだ。花は紅紫で長さ1㎝ぐらい。秋が兆(きざ)すと次々に咲いていくシソ科植物の先駆けである。紫水晶(アメシスト)のような花色が美しい。 花は輪生してつぼみや花ガラがガクや苞とともに円盤状にな…

ミズタマソウの花

この植物は丸い実が白い毛におおわれていて独特の陰影を作り、水滴(水玉)のように見えることから水玉草の名がある。また霧や雨の後はどっさり本物の水滴を付ける。ツキミソウと同じアカバナ科。国内の山地に自生する。近場では多摩丘陵でも見られる。 近寄…

イヌトウバナ

シソ科の多年草。北海道~九州の山地の林縁などに分布。見つけたのは都市近郊の低山で麓のバス停から10分ぐらい登ったところ。そんな近いところでも平地とは少し違う植物に出会う。 類縁のトウバナは、平地の田畑の周囲などに雑草的に生えている。背丈は低く…

タマムシ

雨上がり。山道の林縁で花を探していたらタマムシがいた。ハキダメギクにとまってじっとしている。メタリックな輝きのグリーンに濃い赤の墨と筆で2本太い線を引いたような模様は、思わず見とれてしまう。子供のころは身近にたくさんいたような覚えがある。近…

ハグロソウ

先日キツネノマゴについて書いた。日本では珍しい種類と思っていたが、都市近郊の低山を歩いていて早速その仲間に出会った。 同じように花びらは2枚で、色合いは白地に赤紫色。模様はよく似ている。しかし、花は上下2㎝ぐらいと目を引く大きさである。2枚の…

キツネノマゴ(狐の孫)

9月に入った。数日天気が悪く低温の日があったが、また蒸し暑さが戻ったようだ。今頃咲いているのがこの花だ。場所は公園の林縁。草丈は20㎝ぐらい、花の大きさは5、6㎜である。小柄で地味なので注意して見ないと通り過ぎてしまう。 近づいて見ると、ピンク…

道端のガガイモ

いつもの川沿いの道は端が30㎝程舗装されておらず、日当たりが良いので様々な植物がみられる。一部は沿道の民家の花壇になっていたりするが、今はイネ科の雑草やヨモギなどが茂っている。ヒメジョオンの花が目立つ中で、ちょっと変わった白い花に気が付いた。…

オモダカの花

相模川沿いに田園が続く地帯がある。稲が穂を出しており、周囲の空気に秋の気配を感じる。水田に目立った雑草は見られない。歩いていると水面から伸びている変わった形の葉を見つけた。カワイイ花を付けており、白い花弁は三枚で径約2㎝。オモダカである。 …

ミツバオオハンゴンソウ

郊外の民家の庭の一角がこの花でいっぱいになっていた。花壇にも植えられるが強壮で一部野生化している。北アメリカ原産のキク科である。この仲間(ルドベキア)はいくつか種類があり、いずれも中央の筒状花が丸く盛り上がっているのが特徴。横から見るとそ…

アレチハナガサ

荒地花笠。以前紹介したヤナギハナガサ(柳花笠)は小さな赤紫の花が傘状の大きな花序を作り、花壇に植えられるような見ごたえのある花であった。類縁のこの花は、花の直径は3mmくらいで筒状の花弁が五裂する。草丈こそ1.5mぐらいと大きくなり盛大に分岐す…

ヒメジョオンなのか?

街中でもよく見かけるヒメジョオン。花期は6~10月とされているが、8月の今改めて見てみると6月頃より花が小さくなっているように感じる。計ってみると、直径2㎝ぐらいあったものが、今は1.7~1.5㎝しかなく、中には直径1.2㎝程の小さな花をたくさん付けてい…

キツネノカミソリ(狐の剃刀)

今の時期、近場の里山を歩いても夏草が繁茂しているばかりでめぼしい花はない。咲いているのはヤブランやキンミズヒキぐらいだ。木陰でもただ蒸し暑くセミの声がうるさい。ただヒグラシの寂しげな声が聞こえ、オミナエシが咲き始めているのを見ると秋の兆(…

ナンバンギセル(南蛮煙管)

公園を歩いていてそろそろススキの葉が伸びてきたなと思っていたら、その根元に突然のように現れた。フラミンゴの群れが頭に浮かんだ。この造形と赤紫色の印象は強烈だ。草叢から15㎝ぐらいの花茎だけが何本もヒョロリと出ている。探しても葉はなく、葉緑素…

ヤブマオの花

いつもの都市河川沿いの道を歩くと広い高速道路の高架下を通る。そこは金網で囲われた空き地になっていて、直接日光や雨がほとんど当たらないので普通の植物は生えていない。そんな薄暗くて乾燥した場所に高さ1mぐらいの茂みを作っていた植物である。 これま…

カラスウリの花:朝

ウリ科で、原産地は中国・日本。林の中やヤブなどで他の木に絡みついて成長する。名前の由来は、食べられない(役に立たないという意味)からとかカラスが好むからとかいわれる。秋の朱色の実は良く目立つが、花も相当奇抜である。 花は夜に咲く。5枚の白い…