植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ホトケノザ

今の季節には、一斉に草丈を伸ばし赤紫の花を付ける。シソ科特有の唇(くちびる)にたとえられる花は、拡大すると実にユニークな形と模様であることがわかる。丸い葉が仏様の蓮の台(はすのうてな)に見立てられて「仏の座」というそうである。葉の中央の紅…

ユキワリソウ

相模原市の「カタクリの里」で多数見かけた。早春の草の花の例にもれず小型の可愛い花である。花にはパステルカラーの砂糖菓子のような独特の質感がある。 ユキワリソウ(雪割草)はキンポウゲ科のミスミソウ(三角草)の別名である。日本海側の地方では自生…

ウグイスカグラ

花も葉も大変小ぶりな灌木(かんぼく)だ。雑木林の中でそこはかとなく生えている感じである。よく見ないと花が咲いていることすらわからない。しかし接写して詳細に見ると実に美しい。ちょっと和風の趣があるので好きな花である。2月初めごろにも咲いている…

シロバナカタクリ

3月も末になり気候も良くなってきた。今日は、相模原市の「カタクリの里」に出かけた。山野草を集めた植物園である。今の時期はカタクリの花を中心に様々な早春の花が咲き乱れるので、ほぼ毎年観に行っている。 予想通りちょうど開いたカタクリの花が里山の…

モミジイチゴ(紅葉苺)

日当たりのよい雑木林の林縁で咲いていた。直径3㎝ぐらいある大きめの花を直線的な枝に沿って多数つける。しかし地味な純白色で下向きに咲くためか、あまり目立たない。この画像は高い位置の花を下から見上げる形で撮ったものである。小さな蜂(ハバチの仲…

ヒュウガミズキの花

最近は、早春の黄色い花を咲いた順番に紹介している。 この植物はマンサク科トサミズキ属の落葉低木(樹高1.2-2メートル)である。半球状の樹形で、葉が出る前に株全体が無数の小さな黄色い花で覆われる。公園などでよく見かける。 花色は前回のサンシュユよ…

サンシュユの花

サンシュユの花が今満開である。公園だけでなく街のあちこちに植えられている。 近づいて見ると黄色い火花のようだ。花の形がはっきりわからなかったので、接写して詳細にみてみることにした。 つぼみが四つに割れて開くと、細長い柄が多数噴き出す。その先…

キンクロハジロ

町田市の薬師池で見たものである。 水面を泳いでいるときは、黒色でお腹が白いカモといった感じであるが、飛び立つとき羽を広げると羽の先に白いスジが現れる。目が黄色に光っており金色に見える。というわけで名前がキンクロハジロ(金黒羽白)になったとの…

アケボノアセビ

小田急沿線の東林間付近にある自然ふれあい歩道を歩いた。曇天でまだ寒いが、動いている分には平気である。気がつくと二万歩になっていた。この花は沿道に植えられていたものである。 良く見かける木であるが、変わった名前なので少し調べてみた。 馬が食べ…

謎の石:ハイアロクラスタイト

神奈川県西部を流れる酒匂(さかわ)川は、丹沢山地や富士箱根方面からの石を集めている。その河原や、相模湾への河口付近の海岸などでよく見かける謎の石がある。画像のように白っぽい部分と黒灰緑色の部分がマダラに入り乱れたような不思議な模様だ。堆積…