2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧
これもいつもの街中の川。コガモ(小型のカモ類の一種、子鴨ではない)の群れが居着いて生活している。足元に食草の藻が見える。赤茶色の頭に目の周りが緑色なのがオス、右上の茶色の斑点模様がメスである。 場所は、川の曲がり具合と周辺のビルの高さの関係…
いつもの街中の川。12月も末だが、冬晴れで日向はまだ温かい。川面には快晴の空が映ってさわやかだ。微風が吹いており、小さな綿毛のようなものがチラホラ飛んでいる。川を見ると枯れた長い葉と白い綿毛のカタマリが付いたものが並んでいた。ガマ(蒲)の穂…
近場でよく見かけるシダ。場所は丘陵地の雑木林の中で、古いコンクリートの石垣の隙間から多数葉が出ていた。小葉に切れ込みがなく、大きさが先端まであまり変わらない単純な形(1回羽状複葉)である。その点で似たものが他にほとんどなく、シンプルなところ…
今年の夏、街中でやたら見た白い花シンテッポウユリの花ガラである。場所は駅構内の線路で、手前は砂利だ。いまだに長い花柄の先にガクが残っている。冬至過ぎの弱い陽光を浴びて淡く光っており、別種の花のようだ。 在来種のテッポウユリと台湾原産のタカサ…
1か月ほど前(11月17日付)に、駅のフェンスに広がったツタが描く模様が風景画のようだと紹介した。その後紅葉が進むとともに葉が落ちて、葉に隠れていた枝(張り付いたツル)が現れ、より大きな絵として眺めることができるようになった。隣のフェンスのもの…
晴れた日に多摩丘陵を歩いていると赤い木が目についた。木々はあらかた葉を落としているので目立つ。確かあそこにはガマズミがあったなと思って近づいた。2か月ほど前まだ葉が緑の頃から赤い実が見えていた。今は紅葉した葉が落ちてほとんど実だけになってい…
2週間ほど前、雑木林の林縁で見つけた黄色い実。径7~8mmぐらい。冬景色の中、少し痛んだ丸っこい葉が寂しげだ。「黄色い実」で検索しても何の木かわからない。色々調べてようやくツルウメモドキだと分かった。分かりにくかったのは、「赤い実」に分類され…
木枯らしが吹いて、雑木林は木々が葉を落とし、草も枯れて明るくなった。見るべきものもないように思えるが、普段目立たないものに気が付くようになる。 オケラ(植物)は9-10月頃地味な花を咲かせる。素朴な感じの野の花でつい見逃してしまう。何か所か見ら…
赤い実(み)が美しい蔓(つる)性の木なので昔の呼び方で実(さね)蔓(かずら)。古事記や万葉集にも記載があり、かつては蔓から出る粘液が男性の整髪料として使われたので別名ビナンカズラ(美男蔓)という。 マツブサ科というあまり聞いたことのない種類…
コケという名だがシダの仲間である。これもシダらしくない。初めて見たのは箱根の雑木林の中で、湿っていてコケがビッシリ生えているような場所。独特のみずみずしい緑色が印象的だった。拡大してみると、鱗片状の葉に光が一部透過して、真珠か金属のような…
ここのところ街中の川に来る鳥の話だったが、池に来るものは種類が違う。ここは東京都町田市の薬師池公園。例年水鳥の飛来が多い。大体は人を警戒して池の中央付近にいるが、この種類は2~3メートルの近くまで平気で泳いでくる。金色の目と白黒の羽色ですぐ…
これもいつもの街中の川。雨上がり。側道を歩いているとセキレイが飛び出してきた。後ろ姿なので丸っこく見えるが、ほっそりした印象の鳥である。白黒灰の色分けが美しく、尾羽がシュッと伸びてカッコいい。 敏捷で警戒心が強く、いつもは近づくとかなり距離…
シダについては、これまで紹介してきた特徴のある(シダらしくない)ものを除いて、私にはほとんど見分けがつかない。花を持たないのと陰気な印象なので敬遠していたためだ。ところが図書館やネットではシダ植物に関する情報はたくさんある。近場で最も身近…
いつもの街中の川。歩いていると川に向かってスマホを向けている人たちがいる。「何ですか?」と聞くと、指さす。そちらを見ると枯れたアシの繁みの中にこれがいた。私「アオサギですね」。「青くない…?」。「青っぽいでしょ」。「そういえば…」という会話…
冬が近づき、近場の植物も少なくなってきた。そのため冬も枯れないものが多いシダ類なども扱ってみようと勉強中である。 画像は、新興住宅地の中のかつての里山を残した公園で見つけたもの。水路沿いの湿ったところに群落になっていた。場所は本来日陰だが、…