植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

木の実草の実

ヤドリギ(宿り木)

郊外でバスに乗っていたとき、葉の落ちた雑木林の端の木にヤドリギを見つけた。行ってみると7、8mの高さに直径1m以上の緑のボール状のものがいくつも付いている。宿主の木はサクラで、隣のケヤキの木にも1個見られる。ヤドリギは探しても見つからず、偶然出…

初冬の街散歩

寒さが本格的になってきた。紅葉はほぼ散っており、道端の草も枯れている。街中を歩いて植物を探してみた。 12月の花といえばサザンカである。街を歩いていると色々な園芸種に出会う。画像は赤色のカンツバキと呼ばれるタイプだ。椿という名がついているが、…

ヤマガキの実

うちの狭い庭にいつの間にか生えてきたカキノキ。芽生えからもう十数年になる。樹高が4mぐらいになり花も咲くのだが実ができなかった。今年ようやく実がなった。陽光に映えて美しい。 実の形は少し角張った球形である。大きいものでも径4.5㎝と小型で、明ら…

アオツヅラフジの実

春の林縁で見つけた奇妙なツル植物。いろいろなものに似ているので初めは何者か分からず、花が咲いてようやく名前が分かった。興味を持つと様々なところに生えているのが分かった。その後真夏に若い緑の実ができているのを見つけ、熟して色が変わるのを楽し…

コマユミの実

植物園の近くに有名な玉川上水(たまがわじょうすい)が流れている。江戸に飲料水を提供するために江戸時代前期に作られた大規模な水路である。両岸は雑木林になっており遊歩道が通じている。コナラなどの落葉高木が多く明るい日陰を作っており、歩くと気持…

コミカンソウ

実の形が小さなミカン(蜜柑)を思わせるのが名前の由来である。確かに縦に白いスジがあるところなど皮をむいたミカンに似ている。大きさは径3㎜ぐらいと小さい。葉の下側に並んでついているので裏返してみないと分からない。熟してくるとポロポロ落ちる。 …

エゾノギシギシの実

拡大写真をいきなり見せられると、ちょっと不気味な宇宙生物のようだ。こういうのが蠢(うごめ)いて、たかってきたら嫌だなと思う。じつはごく一般的な雑草の実である。 これも緑一色だ。タデ科。ヨーロッパ原産で広く日本に帰化している。名前の「エゾノ(…

ニワトコの実

多摩丘陵の雑木林の縁で見つけた木の実である。今の時期、緑の木の葉が茂る中で、ツヤのある赤い実が多数集まっている様子は鮮烈な印象を受ける。 花は春3-4月で、大きな花序に白い小さな花を多数つける。葉は対生し、奇数羽状複葉。葉の付いた枝のように見…

ヤマザクラのサクランボ

4月に満開の花で楽しませてくれたヤマザクラ。今は葉桜になっており、サクランボができていた。そういえば山形県のサクランボも今頃だ。ずっと小さいが楽しくなる瑞々(みずみず)しい色合いは同じである。薄黄色→橙色→赤→濃い紫色と変わっていく。大きさは…

サンショウの果皮

近所の住宅地の庭先にサンショウ(山椒)の木が植えてあった。今は葉が全て落ちて赤い実が残っているだけである。それも実が割れて種が出た後でカラカラに乾燥している。赤褐色の果皮はこうして拡大すると独特の質感だ。全体として不思議なオブジェのようで…

真冬の双葉

冬の多摩丘陵の林下。地面は厚く枯葉に覆われ何もないようだ。しかし、探しているとその中に瑞々しい緑色の双葉が顔を出しているのを見つけた。1枚が3㎝ぐらいあり大きい。何より今の寒い時期に双葉とは異様だ。頭上の親木を見て了解した。アオキの芽生えだ…

千両万両アリドオシ

センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)は、冬でも葉が落ちず真っ赤な丸い実がなる。名前も昔のお金を表していて景気が良い。街中でも庭先などによく植えられていて見ると寒さが和む。ヤブコウジも同じような実と葉の小低木で、こちらは別名十両という。 百…

ガマズミの実

晴れた日に多摩丘陵を歩いていると赤い木が目についた。木々はあらかた葉を落としているので目立つ。確かあそこにはガマズミがあったなと思って近づいた。2か月ほど前まだ葉が緑の頃から赤い実が見えていた。今は紅葉した葉が落ちてほとんど実だけになってい…

ツルウメモドキの実

2週間ほど前、雑木林の林縁で見つけた黄色い実。径7~8mmぐらい。冬景色の中、少し痛んだ丸っこい葉が寂しげだ。「黄色い実」で検索しても何の木かわからない。色々調べてようやくツルウメモドキだと分かった。分かりにくかったのは、「赤い実」に分類され…

サネカズラ

赤い実(み)が美しい蔓(つる)性の木なので昔の呼び方で実(さね)蔓(かずら)。古事記や万葉集にも記載があり、かつては蔓から出る粘液が男性の整髪料として使われたので別名ビナンカズラ(美男蔓)という。 マツブサ科というあまり聞いたことのない種類…

フユイチゴ(冬苺)

冬が迫る今、思い立って箱根に行った。湯本から少し登った須雲川(すぐもがわ)辺り。山の紅葉は終わりかけで、残った枯れ葉が寒々しい。深い谷間の暗い杉林の中を歩いていると、下生えに濃い緑色の丸っこい葉が目立っていた。葉は径5~10㎝で浅く三裂し、周…

テイカカズラの実、種、幼木

かしのき山自然公園(東京町田市)にテイカカズラの大きな株がある。2mぐらいの架台がしつらえてあって、びっしりと絡みついている。自然のままだと絡みついた木を枯らしてしまうだろう。花期の6月頃は香りの 良い白い花でいっぱいになる。 キョウチクトウ科…

晩秋の木の実2021

多摩丘陵にある大学の一角に、住宅地に囲まれて広い雑木林がある。ササ刈りなどの手入れがなされており、四季折々にかつての里山の植物が見られる。もちろん網フェンスで囲われているが、裏道にいわゆる林縁(りんえん)の植物が大きくせり出しており、散歩…

アラカシの記憶

2年ぶりに故郷の関西に帰り墓参りをしてきた。山の上の墓苑なので、周囲にあまり人の手の入っていない雑木林がある。足元にドングリが落ちていたので見上げるとこの木があった。巨木である。そういえば子供の頃拾って遊んだのはこの種類の木だった。 関西で…

ミカン狩り

伊勢原市のミカン園。今の時期はまだ極早生(ごくわせ)種である。画像のように鈴生(すずな)りになったものがあった。グレープフルーツの名前はブドウのように生るためというが、温州ミカンでも似た感じになるようだ。他の実が分散しているのは手入れで間…