植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ダイサギの飛翔

紙飛行機みたいにスーッと、低くゆっくり飛ぶ。羽先の風切羽が開いた手のようだ。水面の微妙な気流をつかんでいるのであろう。見ていると自分の手に空気の感触を感じる。 …と思いつつ、撮影は大変だ。カメラを構えると飛び立つ。斜め後ろからソーっと近づく…

シラサギ+α

シラサギを見た。場所は東京都下、小田急線鶴川(つるかわ)駅近くの鶴見(つるみ)川だ。この辺は市街地で人通りも多いし、川の護岸もコンクリートで固められている。例によって咄嗟のことだったのでひどい画(え)だが、こんな街中で…という驚きを知ってい…

ユリノキ

澄んだ青空に紅葉が映える。見上げた時の葉の透過光が赤や黄で美しい。近所の公園で通りすがりに撮影したものだ。 昔はちょっと広い公園の木といえばプラタナスだったが、いつの間にかこの木が多くなっている。どちらも30メートル以上の大木になり葉が大きく…

ムクロジの実

これもかしの木山公園。地面に変わった形の木の実が落ちていた。見上げるとシラカシと肩を並べるぐらい高い木だ。葉は複葉で、数えると14枚の小葉からなる。木全体はなんとなく南方の植物の雰囲気がある。 画像のように、薄い飴色の丸い実に旧式のポットのフ…

コバノガマズミの実

11月も半ばを過ぎると多摩丘陵も寂しくなってくる。かしのき山公園を歩いてみたが、紅葉もパッとしない。多い樹種のシラカシなどは緑のまま、山桜などはいち早く散ってしまうためだ。近年は温暖化のせいか時期が遅れ、色もくすんでいるように思う。 画像はコ…

シラカシのドングリ

町田市かしのき山公園付近では多摩丘陵の自然林が保存されている。林の中に入ると大木が空を覆い一気に暗くなる。ひんやりした独特の空気に包まれる。 このあたりの樹林を特徴づけているのは、公園の名のもととなったシラカシの大木である。20メートルはある…

イソギク

立石海岸の崖の上などでは海浜独特の植物がみられる。今の時期、草はほとんど枯れているが、その中で黄色い花が目についた。二種類あり、一つは街でもよく見かけるツワブキだ。そしてもう一つがイソギクだった。 キク科の花は中心部の筒状花と、周辺の花びら…

立石海岸

横須賀市に属するが、逗子(ずし)駅から路線バスで葉山(はやま)を過ぎてすぐの位置にある。まさに湘南。キラキラの海と遥か富士を望む海岸線が絶景である。 「立石(たていし)」は、海岸から突き出した高さ12メートルの岩だ。波の浸食による造化の妙であ…

城山(相模原市)

東側、相模原台地の方向からみている。台地上を近づくと急に落ち込んで谷になり、その向こうに城山が現れる。近づくほど威圧感が高まる。山の斜面は急傾斜の崖だ。平らな土地の向こうに台形の山が伸びあがって迫ってくるような印象である。 標高375m。近場…