植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

早咲きのウメ

東京都町田市薬師池公園の梅林。薄曇りで寒風が吹いている。遠くから見ると花はまだ早いようだ。近くまで歩いてきて甘い香りに気が付いた。数本の黄色いロウバイとともにピンク色の梅の花が見えた。 拡大するとまあ派手だ。径2㎝ほどあり、目立つピンク色の…

エンドウの芽

エンドウを作るのは初めてである。種まきが12月中旬と遅かったためか、ほとんど芽が出ない。もう1か月以上になる。今年の冬は特に寒いようだし雪も降った。その上この圃場は冬場日陰になるため温度があがらない。保温のためマルチ(穴あきの黒いビニールシー…

ヤドリギのシルエット

ヤドリギ(宿り木)のことを知っている人は多いと思う。しかし都市部に住んでいると実物に出会えることはほとんどない。思い立って近場で探してみた。常緑なので、木の葉が落ちた今は見つけやすい。 画像は団地のケヤキ並木の一本に見つけたもの。ただの葉の…

サンショウの果皮

近所の住宅地の庭先にサンショウ(山椒)の木が植えてあった。今は葉が全て落ちて赤い実が残っているだけである。それも実が割れて種が出た後でカラカラに乾燥している。赤褐色の果皮はこうして拡大すると独特の質感だ。全体として不思議なオブジェのようで…

真冬の双葉

冬の多摩丘陵の林下。地面は厚く枯葉に覆われ何もないようだ。しかし、探しているとその中に瑞々しい緑色の双葉が顔を出しているのを見つけた。1枚が3㎝ぐらいあり大きい。何より今の寒い時期に双葉とは異様だ。頭上の親木を見て了解した。アオキの芽生えだ…

森ビル科ヒルズ属

多摩丘陵の林の中は大好きだが、都会も嫌いではない。たまに都心に出て精神のバランスをとっている。コロナのせいでご無沙汰だったので、久しぶりだ。来てみると大きく様変わりしていた。再開発のためクレーンだらけで迫力ある景色である。 神谷町(かみやち…

ロウバイ2022

寒風の中マップ片手に多摩丘陵の道を歩く人達がいる。昼前だが気温はせいぜい7-8℃しかなく完全武装で防寒している。しかし歩いているとほとんど寒さは感じず気持ちが良い。空気が澄んでいるせいもあるだろう。 今の時期、山茶花やカンツバキの赤い花も盛り…

ランヨウアオイ

真冬の多摩丘陵は木々が葉を落とし、路傍の草もあらかた消えている。そのため雑木林の中は明るくなって見通しがきくようになった。地面は厚く枯葉に覆われ、半分枯れたようなネザサの茂み以外は、日陰に強いアオキやヤツデなどの常緑の植物が生えているのみ…

トラノオシダ

丘陵地の雑木林に長い石垣があって、日陰で湿度が高いことからコケが付き、隙間の至る所からシダが伸び出している。今の時期残っているのはほとんどがヤブソテツで、所々にこのシダが混じっている。トラノオシダだ。左右10㎝くらいでごく小さい。葉も薄手で…

千両万両アリドオシ

センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)は、冬でも葉が落ちず真っ赤な丸い実がなる。名前も昔のお金を表していて景気が良い。街中でも庭先などによく植えられていて見ると寒さが和む。ヤブコウジも同じような実と葉の小低木で、こちらは別名十両という。 百…

普通のシダ

このところ近場のシダを見て回っている。“普通の”シダは皆同じに見えて、最初のうちは区別すらできなかった。それでもじっくり観察し、写真を撮って図鑑やネットで調べていくうちに、徐々にいろいろなことが分かってきた。 自宅から歩いて20分ぐらいの丘陵地…