植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ウバユリ

真夏の今ごろ咲くユリである。近場の多摩丘陵でも見られるそうなのだが、どういうわけか今まで自然のものに出会ったことがなかった。今日、少し離れるが高尾山(東京都)に行ったところ普通に見られたので驚いた。前回のタマアジサイもそこら中で群れ咲いて…

タマアジサイ

先週の奥多摩では川沿いの林縁でよく見かけた。アジサイの仲間だが花期は遅く8-9月だ。まだほとんどがツボミの状態だった。 落葉低木で樹高は1~2m。日本特産種。山地の川沿いなど半日陰で少し湿った場所に自生する。名前の由来はツボミが球形であることに…

多摩川上流のノカンゾウ

関東地方も梅雨明けした。ここのところの猛烈な蒸し暑さが少し収まったような気がする。今日は久しぶりの奥多摩(東京都)だ。深い谷間は緑の木々に覆われ、日差しはきついが気温は下界より2~3度低い感じ。何より見上げる空の青色が澄んでいる。駅から数分…

7月中旬の植物

このところ関東地方は猛烈な暑さで、晴れた昼間に外を歩くのは危険だ。今日はようやく曇って少し風も出てきたようだ。近場(電車で15分)の丘陵地を歩いてみた。木々の緑が濃いので、よく注意していないと見過ごしてしまう。 ウワミズザクラの実(画像上) …

7月上旬の花

梅雨明けはまだだが、ここのところ猛烈に蒸し暑い。 最近10日ぐらいに街や郊外で出会った花。 ハス(画像上) 町田市薬師池公園の蓮池。咲き始めでまだ花は少ない。中をそぞろ歩いていると大きな葉の陰から忽然と花が現れた。中心部が金色に輝いているように…

谷戸田(やとだ)周辺の植物

多摩丘陵の谷は、奥に水が沸いていて小川が流れ出しており、水田として利用されていることが多い。これを谷戸田という。周りの里山も含めて古くから人と自然がかかわりあいをもってきた歴史がある。このような場所は植物も独特である。 タチアオイ(立葵、画…

タカトウダイ(高燈台)の花

トウダイグサの仲間の中では背が高く、この個体は80㎝ぐらいある。花は春4月の高尾山で見たナツトウダイ(夏燈台)のアバンギャルドな花をおとなしくしたような構成になっている。開花時期からいうとこちらの方が「夏」にふさわしい。 トウダイグサ科の花は…

セリ(芹)の花

丘陵地の古い集落の近くを歩いていたら、畑地の草むらの中で白い花が目についた。草丈は40~30㎝ぐらい。ごく小さな花の丸い塊りがさらにいくつか集まって傘のようになっている。なかなか美しいと思う。 一見してセリ科と分かるが、この仲間の植物は特徴が少…