2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
画像の石は、神奈川県愛川(あいかわ)町の塩川滝(しおかわたき)で採集したものである。この付近は厚い礫岩層があることが知られている。以前紹介した相模湖層群の角礫岩や丹沢の凝灰角礫岩と異なり、丸くてよく磨かれた大きめの礫からなっている(画像中…
ムラサキカタバミは子供の頃から身近だった。葉が三つ葉でクローバーみたいであるが、マメ科のクローバーとは全く異なるカタバミ科である。画像は多摩丘陵の畑の片隅で見つけたものである。 花はパールピンクで、中心が白くて少し緑がかっている。一部の花の…
「夕化粧」とはなんとも艶(つや)っぽい名前だ。アカバナ科でツキミソウの仲間だが、昼間に堂々と咲いている。なお、和風の姿と名前にもかかわらず南米からの帰化植物とのこと。 今年はこの花を見ることが多いような気がする。近場では、空き地や新築の家の…
今の季節、野山の新緑を見ていると、「卯の花の匂う垣根に…夏は来ぬ(なつはきぬ)」という歌を思い出す。 旧暦4月(卯月、うづき)に咲くからウノハナである。5月の山道の林縁はごく小さな白い花をたくさんつけた木であふれる。これが何種類もある。ノイバ…
近場で最も古い地層といえば、中生代白亜紀後半(1億年~6千5百万年前)の小仏(こぼとけ)層群である。以前、そこに含まれる岩石として、強い力を受けた硬い砂岩について紹介した。今回はその次に古いものをあげてみた。 新生代古第三紀に堆積した「相模湖…
ヘビイチゴの仲間で、やはり小さな赤い「イチゴ」ができる。ただし、蛇のイチゴだから食べようとする人はいないだろう。黄色い花が鮮烈であるが、普通のイチゴは花が白い。右下に延びる赤黒い線はツルだ。 ちょっと見にくいが、五弁の花のガクの下に、さらに…
ボタン(牡丹)は華麗な花だが、名前にキツネ(狐)ノが付くと、イヌなんとかと同じで、役に立たない始末に困る雑草ということになる。別名は実の形からコンペイトウグサ。 水路の脇や湿地のような所に群生していて、今花盛りである。 キンポウゲ(ウマノア…
街のアスファルトの隙間に見たことのない花が咲いていた。接写すると花とつぼみの赤紫がかわいい。ただし草丈はせいぜい10㎝で花も小さく目立たない。花の中心に白いフリルのようなものがついているのが特徴的だ。 調べてみると、ナデシコ科のシロバナマンテ…
画像はたまたま目にとまったササの花である。場所は近所の住宅地の一角で、後ろは民家の塀だ。 最初は草むらの中で何か小さな白いものが風に揺れているのが見えた。何かなと思ってじっくり見ると、ササの根本から麦の穂のようなものが伸びており、そこから出…
令和になった日は、予報が外れて朝から暖かい晴れになった。GWだしどこかに行こうということで、家内と横浜市の「イングリッシュ・ガーデン」に行ってきた。咲き乱れるバラで有名なところだが、まだ少し早いようで人出も少ない。しかしかえってバラ以外の「…
ムラサキ科である。ムラサキという名の植物はあるが、ワスレナグサの仲間と言った方が良い。昨日の雨の雫が陽を浴びて光っている。 夜のイメージというか陰のある名前だ。確かに青紫色の花が夜を思わせる。白い模様を蛍の光にたとえ、横に這う茎をツル(カズ…