植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ツワブキ

名前は、葉がフキ(蕗)に似ていてツヤがあるので、艶葉蕗(ツヤハブキ)が変化したという説がもっともらしい。フキも同じキク科だが類縁ではないとのこと。 朝晩冷え込むようになって咲きだし、冬も枯れないので、晩秋から冬の庭の彩としていろんなところに…

ノボロギク

いつも車が停まっている近所の空き地に生えていた雑草だ。キク科だが外周の舌状花がなく中央の筒状花のみである。遠目には花が咲いているのかいないのかわからない、目立たない花である。ガクに生えている毛のようなもの(小ガク片)が黒くて少し奇妙な印象…

トキリマメ

晩秋の季節。里山公園を歩いていると、ツツジの生け垣の中にハッとするような赤い実を見つけた。つる性で葉は三つの小葉を持っておりマメ科と思われた。辺りを探すと結構同じ実があり、一つは莢が裂けて中に二つの黒光りする種(豆)が覗いていた。 後で調べ…

石のバラ(薔薇)

前回、「氷の花」について少し触れたが、それで思い出したことがある。そういえば「石のバラ(薔薇)」もあったな、と。 画像は輝沸石(きふっせき)という鉱物の結晶群(伊豆河津町菖蒲沢産)である。全体が無色透明なのでややわかりにくいが、細長く伸びた…

ランタナ

このところ近所の住宅街で咲いているのをよく見かける。様々なパステルカラーのこの花が、晩秋の陽だまりにあると、なんか楽しくなる。 だいぶ昔になるが、私も庭に植えたことがある。ひと夏でけっこう大きくなり花も咲いて喜んでいた。ところがある冬の冷え…

ローズマリーの花

そろそろ「野の花」が少なくなってきた。しかし近所の住宅街には未だ「街の花」が豊富だ。中でもよく見かけるのがローズマリーである。 小さな花が多数咲き続ける。それぞれの花は目立たないが、接写すると結構面白い形をしている。薄紫のモノトーンであるが…

ナンテンハギ

雑木林の林縁で野菊の写真を撮っていた時見かけた。ウルトラマリン(群青)色が鮮やかで野菊より目立っていた。しかし名前がわからずお蔵入りに・・・。 今日画像を見ていた時、ふと葉が大豆に似ていることに気付いた。但し、大豆が小葉三枚の複葉(ふくよう…

松田断層

「3D地形図で歩く日本の活断層」(柴田元彦著 2016)を読んだ。日本の代表的な活断層とそれが作った独特の地形について解説したものである。そのうちの一つが私の故郷にあるため興味を持った。子供のころは、近くの山が平野から急に高くなり山の稜線が直線…