植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

道端のガガイモ

いつもの川沿いの道は端が30㎝程舗装されておらず、日当たりが良いので様々な植物がみられる。一部は沿道の民家の花壇になっていたりするが、今はイネ科の雑草やヨモギなどが茂っている。ヒメジョオンの花が目立つ中で、ちょっと変わった白い花に気が付いた。…

オモダカの花

相模川沿いに田園が続く地帯がある。稲が穂を出しており、周囲の空気に秋の気配を感じる。水田に目立った雑草は見られない。歩いていると水面から伸びている変わった形の葉を見つけた。カワイイ花を付けており、白い花弁は三枚で径約2㎝。オモダカである。 …

ミツバオオハンゴンソウ

郊外の民家の庭の一角がこの花でいっぱいになっていた。花壇にも植えられるが強壮で一部野生化している。北アメリカ原産のキク科である。この仲間(ルドベキア)はいくつか種類があり、いずれも中央の筒状花が丸く盛り上がっているのが特徴。横から見るとそ…

アレチハナガサ

荒地花笠。以前紹介したヤナギハナガサ(柳花笠)は小さな赤紫の花が傘状の大きな花序を作り、花壇に植えられるような見ごたえのある花であった。類縁のこの花は、花の直径は3mmくらいで筒状の花弁が五裂する。草丈こそ1.5mぐらいと大きくなり盛大に分岐す…

ヒメジョオンなのか?

街中でもよく見かけるヒメジョオン。花期は6~10月とされているが、8月の今改めて見てみると6月頃より花が小さくなっているように感じる。計ってみると、直径2㎝ぐらいあったものが、今は1.7~1.5㎝しかなく、中には直径1.2㎝程の小さな花をたくさん付けてい…

キツネノカミソリ(狐の剃刀)

今の時期、近場の里山を歩いても夏草が繁茂しているばかりでめぼしい花はない。咲いているのはヤブランやキンミズヒキぐらいだ。木陰でもただ蒸し暑くセミの声がうるさい。ただヒグラシの寂しげな声が聞こえ、オミナエシが咲き始めているのを見ると秋の兆(…

ナンバンギセル(南蛮煙管)

公園を歩いていてそろそろススキの葉が伸びてきたなと思っていたら、その根元に突然のように現れた。フラミンゴの群れが頭に浮かんだ。この造形と赤紫色の印象は強烈だ。草叢から15㎝ぐらいの花茎だけが何本もヒョロリと出ている。探しても葉はなく、葉緑素…

ヤブマオの花

いつもの都市河川沿いの道を歩くと広い高速道路の高架下を通る。そこは金網で囲われた空き地になっていて、直接日光や雨がほとんど当たらないので普通の植物は生えていない。そんな薄暗くて乾燥した場所に高さ1mぐらいの茂みを作っていた植物である。 これま…

カラスウリの花:朝

ウリ科で、原産地は中国・日本。林の中やヤブなどで他の木に絡みついて成長する。名前の由来は、食べられない(役に立たないという意味)からとかカラスが好むからとかいわれる。秋の朱色の実は良く目立つが、花も相当奇抜である。 花は夜に咲く。5枚の白い…