植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ツタバウンラン

2月も終わりですが、まだまだ真冬の気候ですね。ちょっと風邪気味のMマジパンです。 画像の植物は、広い石垣の割れ目に生えていたものである。西日が当たって陽だまりになっていた。気を付けてみないとわからないごく小さな花だ。最初は花の形や色などから…

セツブンソウ

先日四季の森公園の観察会に参加したのは、セツブンソウ(節分草)が見たかったからだ。昨年は3月初旬に行ったところ、花は枯れて葉だけが目立っていた。今年こそはと期待したが、寒風の中1輪だけ咲いており、それもあまりに小さくて寂しげであった。横に…

新型虹発生装置

これも四季の森公園で見たもの。草木の花を探しに行ったのだが、設置されている噴水にきれいな虹が出ていて思わず見とれてしまった。 よくある噴水と異なり、霧状に噴霧するタイプの新型のようである。最初から虹を出すように設計されているのかもしれない。…

何の葉?

二月半ばとはいえまだ真冬の寒さである。四季の森自然公園の南向き斜面に青々とした葉が茂っていた。水仙に似ているが、葉にツヤがあって主脈部に筋がある。以前から何の植物なのか気になっていた。 観察会に参加して初めてヒガンバナの葉だと知った。秋に花…

タチヒダゴケ

ケヤキの樹皮に着生していた。指摘されないと樹皮がちょっと緑色になっているようにしか見えない、小さなコケだ。神奈川県立四季の森公園で、里山研究会の観察会に参加して教えていただいたものである。 コケは独特のみずみずしい緑色と柔らかい感触が昔から…

博物誌:プリニウスと皇帝

ブログの題名にちなんで雑学を一題。 「博物誌」といえば、古代ローマのプリニウス(AD23-79)のものが有名だ。帝国の高官でありながら森羅万象に好奇心を燃やし、広大な地中海世界を旅して膨大な著作を残した。ヤマザキマリ+とり・みきさんのコミック「プ…

ごあいさつ(題名変更)

(雪割草 相模原市 2017.3.27) Mマジパンです。このブログも100回目となりました。どうせ続かないからと、ちゃんと題名をつけておりませんでした。この節目に、今後は「近場の博物誌(ちかばのはくぶつし)」にしたいと思います。よろしくお願いします。…

マンサクの花

早春の木の花の中でいち早く咲く。周りがみんな枯れているのでよく目立つ。この寒いのにもう満開に近いようだ。画像は里山公園のものだが、民家の庭などでも見かける。もともと日本で自生していたもので、赤花種などいろいろ園芸品種もある。 名前については…

富士山と矢倉岳(やぐらだけ)

画像は曽我の梅林から望遠で見た富士山である。梅との中間にあるのは足柄(あしがら)山地でその右手の尖った山は矢倉岳だ。それぞれ何キロメートルも離れているが、うまい具合に一つの画像に収まった。 遠くからも大変目立つこの二つの山について、いつも思…

曽我(そが)の梅林

画像は、小田原市曽我地区の斜面に広がる梅林である。両側にも背後にも梅の花が広がっており、はるかに富士山が望める。春の桜より色合いが淡いが、まさに「霞か雲か」のようである。 数年前の2月上旬、梅まつりの曽我の梅林に行ったときのものだ。小田急新…

リュウキンカ

今の時期咲いている花は珍しい。里山公園の一角の木陰の湿地のようなところに生えていた。 ネットで「花、黄色、2月」で調べるとけっこう画像が出てくるが、一向にヒットせず名前がわからない。諦めかけた時、キンポウゲに似ていることに気づいた。黄色い5…

フクジュソウ

農地が残る郊外を歩いていたら、冬枯れの果樹園の地面に黄色い花が咲いていた。地面からいきなり、直径3-4センチメートルはある花が生えている。誰かが花だけまき散らしたんじゃないかと思ったぐらいである。よく見るとごく短いが太い茎がある。葉はない…

丹沢の凝灰岩:七沢石(ななさわいし)

これまで紹介した石の花と比べると全く地味だが、近場でも特徴的な色をした石が取れる。 画像に示したのは含セラドン石火山礫凝灰岩(かざんれきぎょうかいがん)という石である。神奈川県の東丹沢で特徴的な石といえばこれである。小田急本厚木駅からバスで…