植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

野菊の仲間

神奈川県津久井湖付近の低山の林縁で見かけたこの花。いわゆる「野菊」という感じであるが、正確な名称がわからない。図鑑とネットによると、外見が非常によく似た種類が多数ある。その上それぞれの種で花の色も薄紫から白までバリエーションがあり、さらに…

カントウヨメナ

これも秋に咲く野菊の代表的なものだ。外周の舌状花は淡い紫色で、中心部の筒状花の黄色と鮮やかなコントラストをなしている。 結構目立つのに、この花は私には地味な印象が強い。今頃は道路際などで泥をかぶっているのをよく見るので、イメージが薄汚れてし…

アキノノゲシ

休耕田の草むらに咲いていた。くすんだ淡い黄色で中心部が黄色く光っているような独特の風情がある。そのため少し離れてもこの花とわかる。 先にアップした春咲きのノゲシに対して、それに似ていて秋に咲くからこの名になったそうだ。しかし、ノゲシは鮮やか…

秋、バラ園

相模原北公園に行った。快晴で気持ちが良かったが、大概の花は終わっていて彩が少ない。・・と思ったら、バラ園に出くわした。大変カラフルで、嬉しくなるような光景だった。管理の方が丹精されているのが良くわかる。 豪勢な春のバラ園と違って花が少なく、…

ヤクシソウ

秋の多摩丘陵は多様な野菊の仲間が見られる。里山公園でノハラアザミと並んであちこちで咲いていたのがこの花だ。鮮やかな黄色が目を引く。花弁の先がフォークのような形になっていて幅が広く、リボンで作ったものみたいだ。花弁が少し波打っているように見…

ノハラアザミ

秋が深まってきた。里山公園を歩いていると、ススキ原の中に点々とこの花が咲いていた。この赤紫色は遠目にも目立つ。よく見ると細い雄しべ?が放射状に突き出しており、その先に花粉のようなものが見える。ユニークな花である。春咲きのノアザミより小ぶり…

ナンバンギセル

近場のススキが原にナンバンギセル(南蛮煙管)を見に行った。ススキの根に寄生する植物で葉がなく、独特の妖しい花の色、形である。現在は盛りを過ぎていて、枯れかけの状態だ。下の花は花びらが落ちてしまって雌しべが露出している。 例年ススキが伸びてく…

萩の花

萩の花が近所の民家の庭から張り出していた。後ろのフェンスが気になるが、接写するとなかなかきれいである。 萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌の花。秋の七草の筆頭は萩である。尾花(ススキ)と葛花(クズ)は既に紹介した。なお朝貌(…