横浜市郊外。田園地帯で建物はないが、すぐ近くは延々続く住宅地だ。川沿いの道を歩いていると、鳥の大群に出会った。よく見るとハトである。幹線道路が交錯し車通りも多い場所で、その上を百羽以上の塊が3つ、渦を巻くように大きく旋回している、なかなか壮観だ。
伝書鳩として導入されたヨーロッパ・中東種のカワラバトが野生化したもので、ドバト(土鳩)と呼ばれる。いわゆる普通のハトで、街中など至る所で見られる。羽根色は様々だが、原種に近いものは灰黒色の羽根で首に緑色と紫色の光沢がある。大きな群れで暮らすのが特徴だ。在来種のキジバトは単独でいるか、せいぜい数羽しか群れをつくらない。
下の画像は、一斉に電線にとまったところである。画面の両側にも続いており、すごい数に圧倒される。なぜこんな場所で群れているのだろう。良く分からないが、天敵のタカなどがおらず安全だし、近くに稲束が干してあった形跡があり食物も関係してそうだ。それに人家から離れていればカラスのように人に嫌われることもないだろう。