先週、雪が降った日の翌日。暖かい陽が差して雪はかなり溶けた。いつもの街中の川沿いに歩いていると、見慣れない小鳥が飛んできた。大きさはスズメくらい。少し緑がかかった薄茶色で尾がオレンジ色の丸っこい鳥である。初めて見るものだ。低く飛んで木から木へと渡っていく。追いかけて何枚も写真を撮った。
面白いことに、同じ日に何キロも離れた別の住宅地の公園でも同じ種類の鳥を見た。その時は「ヒッヒッ」か「キッキッ」と聞こえる電子音のような鳴き声を立てていた。
目が大きくて丸く、周りが白いリングになっていて、熊本の「くまモン」的な愛嬌がある。ところがこれが何者かわからない。色々調べたが一致するものがいない。雪を降らした低気圧に付いてきた南方の迷鳥か?‥しばらく放っておいた。
その後、図鑑を眺めていたら小さく写真があり、やっと正体がジョウビタキのメスとわかった。そんなに珍しい鳥ではない。派手なオスに比べるとすごく地味。共通するのは両側の羽根の真ん中にある白点だが、上の画像では木の枝で隠れている。わからないはずだ。羽根の白点が見える画像を下に示す。暗い木の中にとまったので逆光になってしまった、次はちゃんと撮りたいと思う。