里山の畑にヒヨドリの群れが来ていた。10羽ぐらいが、トラクターが走った後の野菜の残渣をつついている。圃場に残ったプロッコリーが花を付けており、花びらやつぼみも食べているようだ。
ムクドリと同じぐらいの中型の鳥で全身が灰色だ。曇りの日などは黒っぽく見えて見分けるのが難しい。目の後ろの赤茶色い丸印と胸のまだら模様が特徴。画像でははっきりしないが頭に短い冠毛があり、逆立ってモヒカンのように見えるときがある。
名前の由来は「ヒーヨ」と聞こえる鳴き声からとされている。私は息を吸い込んでする口笛のように感じた。飛び立つときに鋭くさえずる。よく通る声なので何度か聞いているうちに聞き分けられるようになった。
都会に適応した鳥で、年中見かける。雑食性。木の実や昆虫などなんでも食べる。街中は民家の庭などで実を付ける樹木が豊富だ。最近は野良猫のような天敵もいなくなって安全なのだろう。