カワセミの棲む都市河川にカモメがいた。陽光の中白い姿は良く目立つ。海鳥としてのイメージが強いが、ここは海からは20キロ以上離れている。近場の川では群れになっているのもよく見かける。川の中州に3羽並んでいて、2羽は以前紹介したユリカモメだ。目の後方の黒斑が特徴だ。横浜港にはたくさんいる。
右の1羽が倍以上に身体が大きいし、羽根の模様も異なる。頭は全体に白っぽく黒斑がない。羽根は灰色で尾羽に黒い模様がある。クチバシは黄色く先端に赤い点が付いている。足は薄いピンク色だ。図鑑で調べると羽根は灰色だがセグロ(背黒)カモメという種類と分かった。類縁のオオセグロカモメ、カモメやウミネコとは各部の特徴が異なる。
冬鳥としてシベリアから渡ってくる。海岸や河口に群れを作っていることが多いとのことだ。この川は小魚が多いのでそれを追って遡ってきたのかもしれない。