植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

謎の金属球

先日の砂金採りでパンニングしている時、妙な事に気が付いた。 川砂をゴールドパンに入れ流水中で揺すって砂などを流すと、最後に比重の重い砂鉄(磁鉄鉱)が残る。さらに砂鉄を除いていくと、より比重の重い鉛の釣り用錘(釣り人の落とし物)や銅製品の破片…

ホタルブクロ

野道の道端に咲いていたものだ。別のところで白花も見た。この花は妙に間延びしていてとぼけた味がある。そのせいか、写真を撮ろうとしてもなかなかサマにならない。 花の中に蛍が入りそうなイメージである。そういえば今年も蛍の季節になった。蛍といえば思…

堆肥の山

私の参加している援農のNPOでは、研修農園で使う堆肥を自分たちで作っている。堆肥にもいろんなタイプがある。原料は大学の馬術部から貰ってきた馬糞入り麦わら(お礼はできた野菜)とごみ処理場から出た木材チップが中心で、圃場から出た野菜くずなどを混ぜ…

藍色

虫にやられたのか穴だらけだが、これが藍染に使う藍(あい)の苗である。研修農園の片隅に植えられていた。よく見ると、傷がついた部分が藍色に変わっていることがわかる。画像ではよくわからないが、青光りしているような深い色である。 衣服の染色に使って…

砂金採り

子供のころから岩石鉱物が大好きで、未だにミネラルフェアで買ってきたりするMマジパンです。今は格好をつけて「地学が好き」などと言っています。 こんな子供が憧れるのが「黄金(きん)」。いつか掘ってみたいと思っていた。しかし鉱物学の本などを見ると…

麦秋?

麦の収穫時期の今頃は麦秋と言われる。黄金色の麦畑を5月の薫風とともに見るのは心地よいものである。この画像は近場の麦畑?の現状である。 実は2年ばかり耕作されていない。それ以前は麦が栽培されていた。収穫時に落ちた種から発芽して・・を2回繰り返し…

クサノオウ

お隣のアパートの庭先に、ここの所ずっと黄色い花が咲き続けている。見るとクサノオウであった。キンポウゲに似ているが、こちらの花弁は四枚である。除草シートの隙間から伸びてきたたくましい奴である。 ケシ科で、毒があるそうである。昔は薬にしたことも…

風薫る

五月の野山は良い香りに包まれる。画像はスイカズラ(忍冬)である。花が白から黄色に変わるので別名金銀花という。 バニラ的な甘い匂いがある。野ばらも花盛りで、バラの香水の香りだ。そしてウツギ(卯の花)。あまり強くないが、独特の懐かしいような香り…

バラとアブラムシとテントウムシ

うちには小さな花がたくさんつくバラがある。結構大きくなった。今年もその季節がやってきた。同時にアブラムシもびっしり。かつては薬を撒いていたが、あまり効かなかった(耐性?)。どうやら翅のついたヤツがすぐ飛んでくるようだし、きりがないのでここ…

ブルーベリーの花

ブルーベリーはツツジ科なので、花の形が生け垣などでよく見るドウダンツツジに似ている。色合いはベリーの実に似て青紫がかっているため、少し妖しいムードがある。 これはブルーベリー農園で草取りの援農をしたときに撮ったものである。花の下方に見えるス…

小石川植物園(2)

何の画像かわかりにくいが、花が終わったリンゴの実の出来始めである。これが小石川植物園の名物「ニュートンのリンゴ」である。万有引力の法則を発見したニュートンの実家にあったものから増やしたそうである。 小学生が観察レポートを書いていたので、覗い…

小石川植物園(1)

GWで天気も良かったので、家内と一緒に小石川の植物園に行ってきた。東京ドームにほど近い都会の真ん中に、とんでもなく広い面積を占めている。画像の木はスズカケノキと思われるが、巨木である。古い歴史もさることながら、広いところでのびのびと育った結…

キンポウゲ

里山の一部を残した公園で見つけたものである。樹木が影を落として薄暗いところに、光を発するように咲いていた。 先にアップしたキクザキイチゲやカザグルマはキンポウゲ科である。科の代表であるキンポウゲそのものは見たことがなかったので、少し感激した…

カザグルマ

クレマチスの季節である。シックな花が目を楽しませてくれる。最近、園芸品種の祖先の一つがカザグルマという名で、日本原産であるとのことを知った。 なんとこれが近場の雑木林に自生している(していた)とのこと。こんなのが散歩の途中で咲いていたら欲し…

ヒメジョオン

これも雑草の花のスキャナー画像の拡大。花弁の一片一片が精巧にできていることに感動する。色合いも、私の好きな菫青色と黄色でなかなか渋い。 この花はハルジオンかヒメジョオンである。外観からはほとんど見分けがつかない。前者は春だけに咲くそうだが、…

ノゲシ

今回は近所に生えている雑草の花をスキャナーで取り込んでみた。デジカメの接写モードではここまで被写界深度が出ない。拡大すると、意外とゴッホのヒマワリみたいなタッチになって面白い。 葉がケシに似ているので野ゲシというそうだ。赤紫っぽい葉と茎で、…

セリバヒエンソウ

の 里山を残した自然公園などで、最近よく見かけるこの花。芹葉飛燕草と書けば、花の形からツバメが想像されてカッコいい。今はその季節だ。しかしこれは中国原産の帰化植物で、在来種保護の観点からは本来居てはいけない植物である。凶暴に種を振りまいたり…

キンランとギンラン(3)

この画像はキンランを真上から接写したものである。こう見ると蘭そのものだが、非常に小さい花である。 キンランとギンランを知った時、貴重なお宝を見つけたようで、豊かな気分だった。接写で拡大すると増々美しい。ところが、夏の頃観に行くと何本もあった…

キンランとギンラン(2)

資料によるとキンランに似た白花のギンラン(銀蘭)という種がある。やはり絶滅危惧種である。昨年は、ギンランを探して里山を歩き回った。いくらかキンランが自生して開花しており嬉しく思った。しかし白花は見つからなかった。 キンランは小さく楚々とした…

キンランとギンラン(1)

今年もそろそろキンランとギンランが咲く季節となった。待ち遠しい。 初めてキンランと出会ったのは、一昨年の春のある時期に、近場の雑木林の中を歩いていた時である。薄暗い林床(りんしょう、樹下の地面)に、鮮やかな黄色だが見落としてしまいそうな小さ…

ホシザクラ

近場の丘陵地にホシザクラ(星桜)という珍しい桜が自生していると知り、探しに行った。あちこち探して三回目にやっと見つけたのが画像の桜である。花が高いところだったので、デジカメのズームで下からなんとか撮った。逆光で赤黒い五芒星☆型のガクが透けて…

コケリンドウ

今年も花の季節が巡ってきた。早春の里山の野草は、小さくて可憐なものが多く、人目につかないが、よく見ると清冽な美があっていつ観ても感動する。これらの花は、咲き続ける路傍の雑草と違って、せいぜい一週間ぐらいで咲き揃って、すぐに実をつけて見えな…

ごあいさつ

キクザキイチゲ 2018.4.1撮影 M_majipanと申します。「マジパン」については、たまに聞いたことはあるが、何なのか全く知らなかった。食べるパンの一種か。はたまた「マジ卍」みたいなやつか。調べてみると、アーモンドの粉と砂糖を練った製菓用ペーストだそ…