植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

謎シリーズ

種の消失ミステリー

先月のことである。急に思いついて枝豆を植えた。プランターは大型のものを使い、土も野菜用の新しいものを用いた。足りなかったので市販の黒土を上に足して、早生種の枝豆の種(大豆)を蒔いた。ところが2週間たっても芽が出ない。様子を見るため一か所掘っ…

家の中の魔物?

七沢石 ウチにいると、確かここにあったとか、直前に置いたはずのものが、いくら探しても見つからないことがある。そこらを整理しても、ひっくり返しても出てこない。ところが、コトが何とかなって必要がなくなった直後に、何かを動かすとポトリと落ちたもの…

ステイホーム中の気配

ペリドット(橄欖石) 最近、家の中にいることが多い。外は晴れて寒いが風はない。 午前10時過ぎ。家の中は私一人で、一階のリビングの隅にあるパソコンに向かっていた。しばらく集中した後、ふと周囲が無音であるのに気づいた。エアコンの音は微弱だ。 そん…

イド(Id)の怪物

(しながわ水族館) 人間の意識下の攻撃性のようなものを、「イドの怪物」と言うらしい。妻との会話の中でそれを使うと、どうやら貞子みたいな「井戸の中の怪物」と誤解したようで、話がトンチンカンになってしまった。私も、しっかり意味を把握しているわけ…

縄文土器の呪い

(オニユリ 自然公園の遊歩道) ある日のこと、うちの狭い庭の片隅に植木鉢のカケラみたいなものが地面から顔を出していることに気がついた。掘り出してみると、手に収まるぐらいの大きさの土器片であった。泥を洗い落すと独特の縄目模様が現れ、縄文土器だ…

駅の怪

(白花のキキョウです。ちょっと怪しいものを感じる。) 小田急小田原線沿線の街は、現在は明るくオシャレな場所であるが、一昔前は人気(ひとけ)が無くて寂しいところも多かった。駅も長年の人いきれで薄汚れていた。交錯したであろう悲喜こもごもの様々な…

黄昏時の魔

画像は私の住んでいる街の変哲もない夕暮れの空の情景である。夕焼け空の残影と、電線の交錯が面白いと思った。 よく見ると自動点灯の街灯が点いていない。街灯は点いたとたんに光が当たっているところ以外の周りが闇に沈み夜に変わる。街灯が壊れていると、…

謎の光点

以前、神奈川県秦野市の郊外で仕事をしていたことがある。ある早春の夕方、私は駅行きのバスを待っていた。バス停は、山裾の高台にあり、秦野盆地を囲む山々が一望できた。その向こうに富士山がきれいに見えた。ちょうどそこに陽が沈み、澄んだ空に光で縁ど…

謎の金属球(その2)

6月1日付の、砂金採りのパンニング中に気付いた微小な金属球についての続きです。 最近、「微隕石探索図鑑」なる本が出ていることを知った。少々高かったが、すべて地表で見つかる微小な球体についてなのにもかかわらず、驚くべき写真の連続であった。 それ…

謎の金属球

先日の砂金採りでパンニングしている時、妙な事に気が付いた。 川砂をゴールドパンに入れ流水中で揺すって砂などを流すと、最後に比重の重い砂鉄(磁鉄鉱)が残る。さらに砂鉄を除いていくと、より比重の重い鉛の釣り用錘(釣り人の落とし物)や銅製品の破片…