植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

スゲの仲間5月上旬

丘陵地の林床や林縁、谷戸など、木が茂って日影の湿った場所に多い植物がスゲ(菅)の仲間だ。地味で注目されない植物だが、「菅」の字が入る地名や人名は多い。昔から日本人には身近な存在だったのだろう。 カヤツリグサ科。イネ科に似た単子葉で、葉は根元…

カルガモとオオキンケイギク

いつもの街中の川。ゴールデンウイーク中にコガモたちが北に旅立ってしまい急に寂しくなった。新緑の季節で、植物の方もイネ科の雑草が一気に伸び始め、緑の草ばかりで単調な景色である。 川面では留鳥のカルガモがのんびり泳いでいる‥。と思ったら様子が違…

カラスビシャク

街中の植え込みから顔を出していた。小さくくすんだ緑色の植物で目立たないが、近づいて観察すると実にユニークな形をしている。葉は一本で大きさは10㎝ぐらい。3つの小葉からなる。尖筆で書かれたような葉脈が美しい。 花は細いラッパのような形(仏炎苞)…

谷戸の植物5月初旬

台地の一部に深い谷(谷戸:やとと呼ばれる)が穿たれ、奥に水が沸いて小川が流れている。近場に公園として保存されている所がある。木々が鬱蒼として暗く湿度が高い独特の環境である。夏にはヤブミョウガが大きな群落をつくり花畑のようになる。今はまだ芽…

多摩丘陵の植物2024GW

多摩丘陵にはまだ所々に昔からの道が残っており、鬱蒼とした樹林の暗い中をくねくねと続く。GWの1日ゆっくりと歩いた。道沿いに独特の植物が次々と現れて目を楽しませてくれる。 タツナミソウ(画像上) 目が覚めるような紫色だ。 キンポウゲ(ウマノアシガ…