街中の川にコガモたちが大集合していた。この種類は日本のカモ類では最も小型なのですぐわかる。川の中の藻を食べながら至って平和に泳ぎ回っている。鳴き声は聞こえない。護岸の上を人が通っても気にしていない。
なんと15羽!夏場シベリアなどの営巣地で子育てして子ガモとともに戻ってきたのだ。先着組2羽を初めて見たのが9月14日。3週間でこれだけになった。皆同じ場所に戻ってくるのかわからないが、今まで見た集合で最大が12羽だったから少し増えたようだ。
全員地味なメスの姿をしているのは、前に述べたようにオスがエクリプスというメスそっくりな羽根になっているからだ。今春の様子から考えるとオスのほうが多いはずだ。資料によると11月頃に換羽して派手な婚姻色に変わる。羽根が光沢のあるグレーになり、頭は赤茶色で眼のところにメタリックグリーンのスジが入る。これからの変化が楽しみだ