住宅地の道端。一見してコミカンソウの仲間と分かる植物を見つけた。草丈は30㎝くらいで枝と葉の付き方はそっくりだ。ただ実の柄が長く葉の上に乗っかるように並んでいる。実は径2㎜くらいで表面はツルっとして見える。熟しても緑色のままだ。
拡大してよく見ると実に見えた中に花が混じっていた。直径2㎜ぐらいと極小だ。雄花雌花が分かれており、花びらはなくガク(花被片)が5,6枚。雌花の雌シベは3本あり、先が2つに分かれている。
コミカンソウ科の一年草。調べるとアフリカ東岸のインド洋に浮かぶマスカリン諸島の原産で世界的に熱帯・亜熱帯に帰化している。日本でも1980年代に確認され、その後都会地で分布を広げているとのこと。これも温暖化の影響か。