最近花が咲き始めたセンダングサの繁みに多数飛び交っていた。シジミチョウの仲間では大型で翅(はね)を広げると左右2㎝ぐらいある。翅の表側は光沢のある青灰色で黒褐色の縁取りがある。画像はちょうど光を反射したところで少し紫色やコバルトがかかっている。
後翅の後端に2つの黒点があり、先端にヒモ状の突起が付いている。頭部の複眼と触角に似せて敵に身体の方向の錯覚を起こさせるものだ。鳥に翅の先を齧られても逃げおおせることができるというわけだ。
裏側に褐色と白色の細かいしま模様がありこれが名前の由来である。日本全国に分布するが南方系の蝶で、東日本では夏から秋にかけて見られる。幼虫はマメ科の植物を食草としているため、エンドウなどにつくと害虫になる。