植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ハクセキレイ

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これもいつもの街中の川。雨上がり。側道を歩いているとセキレイが飛び出してきた。後ろ姿なので丸っこく見えるが、ほっそりした印象の鳥である。白黒灰の色分けが美しく、尾羽がシュッと伸びてカッコいい。

 

敏捷で警戒心が強く、いつもは近づくとかなり距離があってもすぐ飛び去ってしまう。しかし今日はどういうわけか2,3mまで近づいても逃げない。急いでカメラを向けた。それ以上近づくとちょっと飛んで移動していく。見ると距離を置いて横にもう一羽おり(下の画像。左端の水際)、同じ方向に移動していく。さてはカップルだな。

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セキレイ科の鳥は日本では6種類知られており、渡りをするものもいる。代表的なハクセキレイ(白鶺鴒)は国内で繁殖する。水辺を好み、昆虫などを捕食する。夏冬、オスとメス、幼鳥と成鳥で羽の模様が少しずつ異なる。メスは冬場白っぽくなる。図鑑によると、冒頭の画像は冬羽のメスの成鳥のようだ。カップル(?)のもう一方は羽が黒く見えるのでオスであろう。

 

道路が橋にさしかかると二羽とも飛び上がって向こう岸に行ってしまった。お邪魔しました。