植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2019-02-16から1日間の記事一覧

何の葉?

二月半ばとはいえまだ真冬の寒さである。四季の森自然公園の南向き斜面に青々とした葉が茂っていた。水仙に似ているが、葉にツヤがあって主脈部に筋がある。以前から何の植物なのか気になっていた。 観察会に参加して初めてヒガンバナの葉だと知った。秋に花…

タチヒダゴケ

ケヤキの樹皮に着生していた。指摘されないと樹皮がちょっと緑色になっているようにしか見えない、小さなコケだ。神奈川県立四季の森公園で、里山研究会の観察会に参加して教えていただいたものである。 コケは独特のみずみずしい緑色と柔らかい感触が昔から…

博物誌:プリニウスと皇帝

ブログの題名にちなんで雑学を一題。 「博物誌」といえば、古代ローマのプリニウス(AD23-79)のものが有名だ。帝国の高官でありながら森羅万象に好奇心を燃やし、広大な地中海世界を旅して膨大な著作を残した。ヤマザキマリ+とり・みきさんのコミック「プ…