小田急沿線の東林間付近にある自然ふれあい歩道を歩いた。曇天でまだ寒いが、動いている分には平気である。気がつくと二万歩になっていた。この花は沿道に植えられていたものである。
良く見かける木であるが、変わった名前なので少し調べてみた。
馬が食べると酔っぱらったようになるので「馬酔木」の字があてられた。奈良公園は鹿が食べないのでこの木だらけである。昔はアシビと言ったようで、悪し木(アシギ)がなまったという説がある。
アセビはツツジ科で春先に咲く花の一つである。小さな釣鐘型の花が房になっており、普通は白花だ。園芸種には赤色が入ったベニ(紅)アセビがある。これは上品な薄紅色でアケボノ(曙)アセビであろう。ちょっとシナモンに似た甘い香気を発している。
清少納言ではないが、「春はあけぼの」色が似あう。イメージがぴったりだ。なお秋の夕暮は茜色だ。