植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ピーマンの花

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 ピーマンは身近な野菜だが、その花は意外と知らないものだ。小さな白い花で、下を向いているので目立たない。拡大するとこんな感じ。

 夏野菜に多いナス科だ。花弁は5~7枚で、紫色の雄シベが突き出している。ちなみにトウガラシやシシトウの花とはそっくりで見分けがつかない。植物学的には全て同じなのだそうだ。つまり同じ植物の中で、辛いのがトウガラシ。大型で辛くないのがピーマンなど、というわけだ。なお、ピーマンは放っておくと赤くなる。そうなるとパプリカとは実の厚みぐらいしか差が無い。

 子供の頃は嫌いな野菜の代表だった。あの青臭いような独特の匂いや苦みは昔より減ったような気がする。味は栽培条件でも変動し、理想的な環境で育てると甘くて癖が少なくおいしくなる。そんなピーマンを頂いたことがある。