植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

梅雨入りとホタル

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                          (開成町 2018.6.12)

 南関東は梅雨入りしたようである。梅雨時の花と言えばアジサイタチアオイだ。これらを見ているとうっとうしい雨や蒸し暑さも浄化されるようで気持ちよく感じる。

 もう一つ、今の時期にだけ現れるのがホタルだ。梅雨入りの発表があった前日の夜に、近場の横浜市四季の森公園に観に行った。さすがに県立公園で歩道が広くてよく整備されており、灯りが無くてもどんどん歩ける。目が慣れてくると、薄曇りの空への街の光の反射だけで周囲の様子が見え、人とぶつかることもない。

 昔ながらの里山谷戸は木が鬱蒼としていて暗闇が濃く、夜7時半ごろから蛍の光を見ることができた。林のあちこちで木にとまったり、「ゆーっくり」という感じで飛びながら光っていたり…。見事なものを見た時「お、おー!」と言って称賛するが、心の中で小さく「おー!」と拍手した。昨年よりホタルが増えているようでうれしかった。

 

 眼の前にも飛んできた。愛用のコンパクトデジカメで撮れるか試してみようと思ったがやめた。撮影の時スマホのように光ってしまう。ホタルが光るのは雌雄の交信のためだそうである。邪魔をしてはいけないし、マナーにも反する。