植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ユリノキ

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 澄んだ青空に紅葉が映える。見上げた時の葉の透過光が赤や黄で美しい。近所の公園で通りすがりに撮影したものだ。

 昔はちょっと広い公園の木といえばプラタナスだったが、いつの間にかこの木が多くなっている。どちらも30メートル以上の大木になり葉が大きくて全体の印象が似ている。

 ユリノキモクレンの仲間、プラタナススズカケノキ科で類縁ではない。白っぽい花がユリに似ているとのことでこの名がある。6月ごろに咲く花は小ぶりで葉に隠れていてよく見ないとわからない。形はどちらかというとチューリップに似ている。

 もうすぐ全ての葉が落ちる。冬の裸の樹形も均整がとれていて結構見ごたえがある。ある時、葉が落ちると中心部に小枝でできた鳥の巣(空き家)が現れた。それがまたスヌーピーの友達のウッドストックの巣そっくりで思わず笑った覚えがある。