澄んだ青空に紅葉が映える。見上げた時の葉の透過光が赤や黄で美しい。近所の公園で通りすがりに撮影したものだ。
昔はちょっと広い公園の木といえばプラタナスだったが、いつの間にかこの木が多くなっている。どちらも30メートル以上の大木になり葉が大きくて全体の印象が似ている。
ユリノキはモクレンの仲間、プラタナスはスズカケノキ科で類縁ではない。白っぽい花がユリに似ているとのことでこの名がある。6月ごろに咲く花は小ぶりで葉に隠れていてよく見ないとわからない。形はどちらかというとチューリップに似ている。
もうすぐ全ての葉が落ちる。冬の裸の樹形も均整がとれていて結構見ごたえがある。ある時、葉が落ちると中心部に小枝でできた鳥の巣(空き家)が現れた。それがまたスヌーピーの友達のウッドストックの巣そっくりで思わず笑った覚えがある。