植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

コバノガマズミの実

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 11月も半ばを過ぎると多摩丘陵も寂しくなってくる。かしのき山公園を歩いてみたが、紅葉もパッとしない。多い樹種のシラカシなどは緑のまま、山桜などはいち早く散ってしまうためだ。近年は温暖化のせいか時期が遅れ、色もくすんでいるように思う。

 画像はコバノガマズミの実である。葉が小ぶりなだけであとはガマズミとそっくりの木だ。直径は3,4ミリの小さな実で、雑木林の中ではよく見ないとわからない。近づくと目が覚めるような鮮やかな赤色だ。珊瑚玉のような和風の宝石の感じ。鳥に食べられたのかあまり残っていなかった。

 紅葉はまだのようだ。条件が良ければきれいな赤色に染まるそうだ。