ボタン(牡丹)は華麗な花だが、名前にキツネ(狐)ノが付くと、イヌなんとかと同じで、役に立たない始末に困る雑草ということになる。別名は実の形からコンペイトウグサ。
水路の脇や湿地のような所に群生していて、今花盛りである。
キンポウゲ(ウマノアシガタ)の仲間で、花はそっくりだがずっと小さく見劣りがする。そのためかあまり注目されない。花に見えるのはガク片で、セロファンのような独特のツヤと質感がある。拡大すると緑の葉が意外にフレッシュな感じで、鑑賞に堪えると思う。
サラダにしたらおいしそうだが、この仲間の例にもれず有毒だそうである。