植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ユウゲショウ

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 「夕化粧」とはなんとも艶(つや)っぽい名前だ。アカバナ科ツキミソウの仲間だが、昼間に堂々と咲いている。なお、和風の姿と名前にもかかわらず南米からの帰化植物とのこと。

 今年はこの花を見ることが多いような気がする。近場では、空き地や新築の家の庭(家主がわざと残したのか)などによく生えている。最近住宅建設が上向いているようで、一時的に更地が増えたからかもしれない。

 濃いピンクの花は、白いニワゼキショウや黄色いブタナなどのかわいい花とよく混在している。不思議に固まって生えず、一定の間隔で広がっている。まだ夏草が伸びてきていないので、やや地味ではあるが殺風景な空き地がファンタジックな印象になる。

 画像は郊外の資材置き場の空き地一面に広がっていたものだ。隣にあるのは資材?の岩である。垢ぬけのしない画像であるが、まあそれが園芸品種と違う、「野の花」らしさというものだろう。