植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ヤツデの花

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 朝晩冷え込むようになってきた。サザンカなどと並んで、この花も寒さにめげず晩秋から初冬(10‐12月)にかけて咲く。タラノキやウドと同じウコギ科。葉は似ていないが、ボール状の白い花をたくさん付ける点は同じである。地味だがよく見ると味がある。

 直径5㎜程の白い五弁で5本の雄シベが突き出す。花が30個ぐらい放射状に集まって球状の花の塊(散形花序)になっており、さらにそれが集まって大きな円錐形の花序を作る。

 目立つオレンジ色の部分は表面に水滴のようなものが出ている。これは蜜で、冬の少ない虫を呼ぶ。中心の短い毛は未熟な雌シベの柱頭だ。雄シベが花粉を出して落ちた後に成熟し、他の花から受粉して実になる。