植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ムラサキニガナ

観音崎の公園内。草丈は1.5mぐらいで雑木林の茂みから突き出していた。紫苦菜。キク科の多年草。折ると苦い乳液が出ることが名前の由来とのこと。本州~九州の山地に生える。湿った日陰を好む。葉は根元から生え、上に行くと小さくなる。 噴水のように多数…

海の近くの植物(その2)

神奈川県三浦半島の観音崎で出会った海の近くの植物。続き。 フウトウカズラ(風藤蔓、画像上) コショウの仲間と聞くと俄然興味がわく。ネットで調べると外見は香辛料のコショウの木そっくりだ。ただし実は辛くない。ツル性の木本で、雌雄異株。画像の花は…

海の近くの植物:観音崎

神奈川県横須賀市に属する観音崎は三浦半島の東京湾側の突端にある。かつての軍港横須賀の入り口に当たり永年一般人の立ち入りが制限されていたので古来の海岸林が残った。現在は整備されて美しい公園になっている。6月下旬の週末、植物の先生がガイドのフ…

トウネズミモチと都市河川

いつもの街中の川。歩いていると花で真っ白になっている木に気づいた。葉と花の特徴からトウネズミモチだ。何本もあり、6月末は花が少ないので目立つ。三辺コンクリートの護岸だから、土砂がたまった砂州から生えているようだ。樹高は3~5mで小さい花が集…

ゴマダラカミキリ

近場では普通に見られるカミキリムシだ。今頃成虫が出てくる。子供の頃、カブトムシやクワガタは大好きだったが、カミキリにはあまり魅力を感じなかった。動きが激しくて捕まえにくいのと、大あごの大きい顔つきが怖いと思ったためだ。 体長3㎝ぐらい。触角…

草の花6月前半

郊外の木々が多いところを歩いて出会った草の花。梅雨入り前の6月の日差しは強烈だが、木陰に入ると緑を渡る風が心地良い。 ホタルブクロ(画像上) キキョウ科。神社の杜の草むらで点々と咲いていた。花は薄紫色のグラデーションだ。白いものもある。和紙…

若い木の実6月初旬

若葉が鬱蒼とした暗い雑木林の中も道沿いは木漏れ日でやや明るい。4、5月に花を咲かせていた木々が緑の実を付けていた。葉と同じ色なのでよく見ないと分からない。 ツリバナ(画像上、花は2023年4月25日) ニシキギ科の低木。五分割の線が入った緑色の実が…

木の花6月初旬

近場にある丘陵地の雑木林で中の小道を歩いた。梅雨入りはまだだが、空気は湿気を帯びてしっとりとまとわりつく感じである。高木の日陰に生える木々が地味な花を付けていた。 ムラサキシキブ(画像上) 雑木林の中は少し甘酸っぱい香りに包まれている。気を…

ゴボウ抜き

多摩丘陵にある畑で野菜作りのグループに参加している。先日ゴボウの収穫をした。根の長さが1.2~1.5mになる滝野川という品種である。葉はうねった三角形でびっくりするぐらい大きくなる。 ゴボウはキク科でアザミの仲間である。もう少しすると花茎が出てア…