ニシキギ科の低木。高くて3mぐらい。枝にギョーザの羽根のような翼(よく)があるのですぐ見分けられる。全国の野山に自生。紅葉が美しいのでよく庭木として植えられている。色は織物の錦(にしき)にたとえられる。
住宅地ではあまりきれいなものは見かけない。画像は都市河川の護岸から突き出していたもので日当たり良好のためか澄んだ赤色になっている。10月31日撮影。他に先駆けて紅葉する。しかも2週間経ってもほとんど落葉していない。
花期は5,6月。薄緑色の4弁で目立たない花だ。同じ科のツリバナやマユミとよく似ている。今は赤黒い仮種皮が裂けて真っ赤な楕円形の実が1,2個出ている。これがまた美しい。