植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ニシキギの紅葉

ニシキギ科の低木。高くて3mぐらい。枝にギョーザの羽根のような翼(よく)があるのですぐ見分けられる。全国の野山に自生。紅葉が美しいのでよく庭木として植えられている。色は織物の錦(にしき)にたとえられる。

 

住宅地ではあまりきれいなものは見かけない。画像は都市河川の護岸から突き出していたもので日当たり良好のためか澄んだ赤色になっている。10月31日撮影。他に先駆けて紅葉する。しかも2週間経ってもほとんど落葉していない。

 

花期は5,6月。薄緑色の4弁で目立たない花だ。同じ科のツリバナやマユミとよく似ている。今は赤黒い仮種皮が裂けて真っ赤な楕円形の実が1,2個出ている。これがまた美しい。