植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

イネ科の花10月下旬

イネ科の植物は身近で一番多く、至る所に生えている。イネ科の花は独特の殻(から)に包まれていて、花びらが無い小さな花の集まりである。しかもよく似た種類が多い。写真を撮ろうとしてもバックの草むらに紛れてしまってピントを合わせるのに苦労する。 カ…

タデの花10月中旬

黄金色の稲穂が続く韮山の水田。その片隅で小さな花を見つけた。明らかにタデの仲間だ。 ヤナギタデ(画像上) 花穂がしなだれている。花がバラけて白い部分が多い。見慣れたイヌタデより草丈がある。そこでピンときた。ヤナギタデではないか?葉を1枚とっ…

伊豆韮山付近(2)

前回の続き。 伝堀越(ほりごえ)御所(画像上) 韮山駅の南方徒歩15分ぐらい。広い空き地になっている。「新九郎、奔る!」のキーマン「堀越公方」足利政知(まさとも)は、室町幕府8代将軍足利義政の庶兄で、その政務所の遺跡である。政知の死後、クーデ…

伊豆韮山(にらやま)付近(1)

ゆうきまさみさんのコミック「新九郎、奔る!」は最初の戦国大名といわれる北条早雲(伊勢新九郎)とその時代を描いたものだ。今住んでいるところが戦国北条氏の領域なので昔から興味があり、すっかりはまってしまった。韮山(静岡県伊豆の国市)付近は新九…

路面の花

街を歩いているとアスファルトやコンクリートの路面に草が生えていることがある。境目やちょっとした割れ目に根を張ったメヒシバなどだ。しかし中には、ごく小型だが路面にへばりつくようにして花まで咲かせているものがある。焼けた路面にもめげないようだ …

横浜自然観察の森(4)

最後は木本(木の部類)とシダ植物。花はないが見ごたえがあるものが多い。 スダジイ(すだ椎、画像上) ブナ科で一般にシイ(椎)ノキと呼ばれるものだ。樹高3mぐらいのものがあり、実がたくさん付いていた。普通高木なので実がなっているのを見られること…

横浜自然観察の森(3)

次はマメ科とキク科。基本的に日向を好み、明るい林縁や林が途切れた野原の周辺等で見られる。中には暗いところに生える変わり種もいる。 ヤブマメ(画像上) 雑木林の中の道沿いの至る所で見られた。花は1.5㎝ぐらいの蝶型。上向きの花弁が紫色であとは白っ…

横浜自然観察の森(2)

タデ科とバラ科をまとめた。林の中の木陰に咲く花は小さく繊細で秋らしい風情を感じる。 ハナタデ(画像上) 花はごく小さくウメのような形に開く。花びらにみえるのはガク。よく見かけるイヌタデの花はほとんど開かない。 ボントクタデ(画像下) 谷間の湿…

横浜自然観察の森(1)

季節の変わり目の雨が続く。薄日が差した日曜日にフットパスに参加した。ガイドは植物友の会の先生だ。場所は横浜市の西端にある栄区の自然公園で、隣はもう鎌倉市である。広大な丘陵地に雑木林が残されており池や湿地などもあって変化に富んでいる。中の道…