近場にある丘陵地の雑木林で中の小道を歩いた。梅雨入りはまだだが、空気は湿気を帯びてしっとりとまとわりつく感じである。高木の日陰に生える木々が地味な花を付けていた。
ムラサキシキブ(画像上)
雑木林の中は少し甘酸っぱい香りに包まれている。気を付けていると至る所でこの花に出会う。シソ科の小高木。花は秋には紫色のツブツブの実に変わる。
ヤブニッケイ(画像下)
クスノキ科で大木になる。香料になるニッケイ(ニッキ、シナモン)に似ているが、葉をもむと少し甘い香りがする程度でしかない。小さな花は黄緑色で、花びらは6つに分かれている。
トウダイグサ科の大木。若葉とともに葉の柄が赤いのが特徴。花びらが無く多数の雄シベがボールのようになっている。
テリハノイバラ
草むらの中で咲いていた野バラ。花は直径4㎝以上と大型で、ツヤツヤの葉が特徴だ。