植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

コヒルガオ

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 道端の草むらの中に、今年もヒルガオが咲きだした。白に近いピンク色で、「地味な花だな…」と思いつつデジカメに収めた。帰宅して画面で見ていると家内が興味を示した。ドラマや映画で「昼顔」が話題であったらしい。

 ヒルガオについて検索してみると、よく似たコヒルガオという種類があることが分かった。全体に小ぶりで、花色も薄い傾向があり、葉の形も微妙に違うそうだ。しかし個体差が大きくて決定的ではないとのこと。そこで花柄(花のついている茎)を拡大してみると、縮れたシワのようなスジ(翼、よく)が見えて、コヒルガオであることが判明した。ヒルガオにこの特徴はない。デジカメは拡大が容易でこんなとき便利である。

 種ができることはまれで、地下茎で増える。そのため草刈りされてもすぐまた伸びてくる。可愛い花ながら立派な雑草である。