植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

インゲンマメの花

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 花芽が伸びてきて次々と咲き続ける。新しい花が咲くと前の花が黄色くなる。今後は実が急速に伸びてくるので、収穫が楽しみである。

 子供の頃、サヤインゲンのゴマ和えを母がよく作ってくれたが、美味しいとは思えなかった。何故味のないサヤを食べなければいけない、というわけだ。

 最近考えが変わった。美味しいと思うインゲンに出会ったからである。栽培は特別なことはしない。市販の種を使い、土に堆肥をたくさん入れてよく耕し、肥料や農薬は原則的に与えないだけである。マメ科植物は根に根粒菌という菌が共生していて空気中の窒素を栄養にできる。

 スーパーで売っているものは、大きくて緑色が濃くキレイである。私は窒素肥料や農薬で見た目を良くしているだけとにらんでいる。その結果クセが強くてスジっぽい実になる。美味しいインゲンは緑が薄い。そしてクセが無く適度な歯ごたえでほのかな甘みと旨みを感じさせる。