ゴマは誰でも知っているが、元の植物や収穫のことを知っている人は少ないと思う。
花はパステルカラーの薄紫色で、花の形にはシソの仲間の特徴がある。花の後は小さなオクラみたいな実になる。中に種、つまりゴマ、が入っている。
収穫は9月頃である。1メートルぐらいの茎に実がぎっしりついている。根元から刈ったものをビニールハウスに運んで乾燥させるのだが、まだ暑い時なので重労働だ。乾燥すると実のサヤがはじけて種がバラバラ落ちる。これを集めてサヤのくずなどを除いて出来上がり。
大変な手間だ。そのため市販品は大部分が輸入品だそうである。ちなみに売っているものはイリゴマなので蒔いても芽は出ない。