植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ゴマの花

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 ゴマは誰でも知っているが、元の植物や収穫のことを知っている人は少ないと思う。

 花はパステルカラーの薄紫色で、花の形にはシソの仲間の特徴がある。花の後は小さなオクラみたいな実になる。中に種、つまりゴマ、が入っている。

 収穫は9月頃である。1メートルぐらいの茎に実がぎっしりついている。根元から刈ったものをビニールハウスに運んで乾燥させるのだが、まだ暑い時なので重労働だ。乾燥すると実のサヤがはじけて種がバラバラ落ちる。これを集めてサヤのくずなどを除いて出来上がり。

 大変な手間だ。そのため市販品は大部分が輸入品だそうである。ちなみに売っているものはイリゴマなので蒔いても芽は出ない。