雑木林の中を歩いていると様々な草木に実がついていることに気が付く。
ホオノキ(画像上)
モクレン科。5,6月に咲くクリーム色の大きな花が咲く。それがドリアンのようなトゲトゲの赤い実に変わっており異様な感じを受ける。一部の実は裂けてツヤのある赤い種が露出している。これでは食べられそうにない。
ゴンズイ(画像下)
よく目立つ実だ。ミツバウツギ科の高木。赤い袋状の実が二つに裂けて中から径5-6mmの黒い種が出てくる。似た感じのクサギの実は種がルリ色を帯びている。
モッコク科の小高木。これも林の中に多い。特有の臭気のある花で、今は黒い実に変わってきている。
オニドコロ
ヤマノイモ科だが芋は食べられない。街中でも増えている印象がある。実は横から見ると楕円形。軸方向からは3つに分かれてベンツのマークのような形をしている。
トウダイグサ科。類縁のコニシキソウと形は似ているが、ずっと大型で地を這わず立ち上がる。画像は花の部分の拡大。丸い部分が実に当たる子房で、ここに毛がないのも特徴だ。小さな花びらのようなものは蜜線の付属体。
怖くて近づけず大きさははっきりしない。コナラの樹液を夢中で吸っているようだ。頭部がゴツクて模様がほとんどないことからオオスズメバチとした。雑木林はこういうのがいるから気を付ける必要がある。