植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

木の実草の実10月上旬

雑木林の中を歩いていると様々な草木に実がついていることに気が付く。

 

ホオノキ(画像上)

モクレン科。5,6月に咲くクリーム色の大きな花が咲く。それがドリアンのようなトゲトゲの赤い実に変わっており異様な感じを受ける。一部の実は裂けてツヤのある赤い種が露出している。これでは食べられそうにない。

 

ゴンズイ(画像下)

よく目立つ実だ。ミツバウツギ科の高木。赤い袋状の実が二つに裂けて中から径5-6mmの黒い種が出てくる。似た感じのクサギの実は種がルリ色を帯びている。

 

ヒサカキ

モッコク科の小高木。これも林の中に多い。特有の臭気のある花で、今は黒い実に変わってきている。

 

オニドコロ

ヤマノイモ科だが芋は食べられない。街中でも増えている印象がある。実は横から見ると楕円形。軸方向からは3つに分かれてベンツのマークのような形をしている。

 

オオニシキソウ

トウダイグサ科。類縁のコニシキソウと形は似ているが、ずっと大型で地を這わず立ち上がる。画像は花の部分の拡大。丸い部分が実に当たる子房で、ここに毛がないのも特徴だ。小さな花びらのようなものは蜜線の付属体。

 

オオスズメバチ

怖くて近づけず大きさははっきりしない。コナラの樹液を夢中で吸っているようだ。頭部がゴツクて模様がほとんどないことからオオスズメバチとした。雑木林はこういうのがいるから気を付ける必要がある。