植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

9月上旬の木の実

9月半ばを過ぎても焼けるような日差しの日々が続く。そんな時、公園や雑木林で見かけた木の実。まだ緑の葉が繁っていて目立たないが季節は着実に進んでいる。

 

エノキ(画像上)

オレンジ色の実は熟すと甘く、食べられる。秋から冬にかけての野鳥の食料になる。その結果あちこちでエノキの幼木を見ることになる。ケヤキのようにニレ科だと思っていたが、アサ科だそうだ。

 

サンゴジュ(画像下) 

公園の大木。ガマズミ科。6月ごろ白い花を付け、9-11月ごろ実になる。鮮やかな赤い実がサンゴの玉のようで見栄えがする。

 

コブシ

モクレンと似ているがおそらくコブシだろう。実が繋がってゴツゴツしているところが子供の拳(こぶし)のようだというのが名前の由来。私には虫コブのようにも見える。

 

エゴノキ

最近は公園や民家の庭でもよく見かける。実は有毒物質を含み、口にすると「えぐい」ことが名前の由来だ。

 

アオツヅラフジ

青紫色の丸い実が高い木の枝にぶら下がっていた。見上げる形のため逆光になってしまった。ツヅラフジ科のつる性の木だ。巨峰そっくりだが有毒。しかし野山の色々な所で見かけるのは、鳥が無理をして食べるためだろうか。